大阪・関西万博開幕まであと半年ちょっと。70年万博の記憶を刻む千里でも気になるところですが、その時の会期中、臨時に設けられて跡形もなく消え去った「万国博西口駅」(阪急千里線)の駅名標レプリカが現地に復活しているというお知らせが飛び込んできました。こちら阪急電鉄のX公式アカウント。
この駅は臨時駅で、会期前から工事関係者用に1969年11月10日に開設。1970年3月15日の開会から一般客の乗降が可能になり(しかし会場外には出られなかった)、9月13日の閉会をもって閉鎖、撤去されました(山田駅は当時はありませんでした)。
場所は、ここです。「北消防署前」交差点から見上げた築堤の上・東側(外からはウラしか見えません。アプローチも不可能です)。電車に乗ると北千里から下り勾配で加速してきて、この直前から右カーブになるのですが、この前後だけ勾配なしのフラットになっているのです(勾配がないことは、駅の設置には必要な条件です)。大阪側から来ると、山田駅を出て中環を越え、3つ子のガスタンクを右手に見て架道橋をもう1つ渡り、右手のマンションを越えたあたりです。ホームがあった地点の北千里方になります。
どちらから来ても一瞬で、よほど気をつけていても見逃してしまいそうです。車内からの撮影には十分お気をつけください!北千里行きから見たほうが少し距離ができるので目で追いやすいと思います。連写機能が使えると便利です。
工事関係者しか乗降していなかった4か月間、ホームにはまだ屋根もなく停車時間も十数秒ぐらいの短さで、当時のイケナイ小学生は、ドアから走り出て隣のドアから飛び乗るという遊びをしていましたね…。(僕じゃありません!足遅いですから。)
会期終了後は幻のように消えた万国博西口駅、今回の駅名標設置も10月初旬まで。荒天時には撤去することがあるということです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。