黄色い花(これは、あかんやつ!)
- 2020/5/30
- ニュータウン内, 千里ニュータウン
- まちあるき, 自然
- 4 comments
千里ニュータウンのあちこちに出現している黄色い群落…ちょっとコスモスみたいで、鮮やかな少しオレンジがかった黄色が新緑に映えてとってもキレーなんですが…これ、あかんやつです!
この正体は、オオキンケイギク。すごく強くて、ほかの植物を駆逐してしまうほど繁殖して生態系を変えてしまうので、特定外来生物に指定されています。たしかに、急に見るようになったような…
駆除法としては、目立つ花が咲いている時に容赦なく根ごと引き抜いて枯死させてしまわなくてはいけないとのこと。「花の時期にやる」のは、ほかの植物との区別がつきやすいからだそうです。
もともと観賞用として人間が持ち込んだものだそうで、「いいやつ」「あかんやつ」という区分は人間の勝手でレッテルを貼っているわけですが…。
千里周辺ではかつてセイタカアワダチソウの繁茂が問題になりましたが、今はそれほどでもないようです。50数年の間にも、盛衰がありますね。
(赤字部分、コメントでご指摘いただき訂正しました。)
コメント
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刈り取って焼いてしまうのは、駆除法としてはあまり適切とはいえませんね。
多年草なので、根ごと引っこ抜いて枯死させないとまた生えてきます。
それに何も焼かなくても・・・
九州地方環境事務所にくわしい記述があるのでそちらをご覧ください。
ダウンロードできるチラシもあります。
九州地方環境事務所_外来生物対策-オオキンケイギクについて
http://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.html
ご教示ありがとうございます。伝聞でしたので、本文訂正いたします。
ここで外来種問題を深堀するのも場違いな気がしますが、せっかくなので。
西洋文明の洗礼を日本より半世紀早く受けたニュージーランドでは外来種による被害が経済的損失も含めかなりのものになっているそうです。
ニュージーランドの外来植物問題から考える日本の将来 (情報:農業と環境 No.111 2009年7月)
http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/magazine/111/mgzn11105.html
人工的な町であるニュータウンの斜面にオオキンケイギクが繁茂していても、実のところあかんやつ!とまではいえないのですが、人々の意識付けという意味では駆除することは理にかなっているかもしれません。
そうですか、ニュージーランドでも「経済的損失」までいっているのですね。私はいつも「人間の勝手だな~」と思って見ています。ましてこれは園芸用に人為的に持ち込まれたものでもあるわけだし。どうしても「外来種」がニュータウン住民と重なって見えてしまったりもするし。しかしこれはすごい勢いで(短い間に)広がっているので「こればっかり」になるのは良くないんだろうなというところですね。強すぎるのは、嫌われるということですね。