もしこの中の1軒があなたの家だったら…(ドバイ)

砂州に立ち並ぶ白い住宅群…。ドバイはパーム・ジュメイラ展望施設から見下ろすと、こんな一角も見えました。ビーチ・フロントというのか、家の前には水辺まで遮るものがありません。行儀よく並んだ家は、意外と庶民的にも見えます(風景が大きいので豪邸に決まっているのですが)。

調べてみるとPalma Residencesというリゾート物件のようです。投資用…でもあるのでしょうか。まぼろしのように見えるのは「生活の匂い」がしないからですね(感想が庶民ですみません)。「海辺に住む」というのは今に始まったことではないある種のステレオタイプ化した「あこがれ」のようなものですが、じゃあ「この1軒に住んでもいいよ」と言われたら…?湿気も気になるし、塩害はどうなのかとか、津波は来ないのかとか、夢のない心配をいっぱいしてしまいます。それにだいたい、ドバイは暑い!(大阪も暑いけれど…。)3月に行ったのは「それより遅くなると暑くて歩いてられない」と現地事情に詳しい人に聞いたからです。現実には召使いが送迎してくれたりしませんから!

どこへも行かなかったら、3日で飽きるかな。「絵のような生活」はまさに絵だからいいのであって、絵の中で私は生きていけないです。でもどんな人が出入りしているのかは、ちょっと見てみたいけど…

(2024年3月の訪問記です。)

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