恵み野の「花のまちづくり」活動でヒントになることは、結果だけを追うのではなくて、「住民が皆で花を植える」というプロセスを大切にしていることです。
町の中の主要な道を「花ロード」と名づけ、住民、商店主、学校の生徒などが皆で花を植える一角を作る…「千人植え」という看板からはその気合いが伝わってきます。「萌え~!」じゃなくて「植え~!」と言うのでしょうか…(スミマセン…)。行政に「植えて!」っていうんじゃないんですよ。その町に関わるいろんな人を巻き込んで、「花の町にする」っていうひとつのアイデアにベクトルを揃えていく…そのパワーがすごいです。
もうひとつ見落とせないのが、町ができて10年あまりの早い段階で、「ニュータウンは早く高齢化が進むから、求心力になるアイデアがいる」と見抜いて手をつけた着眼の確かさです。そのころは住民の中心年齢は30-40代ぐらいだったはずで、高齢化が進んでしまってから同じアイデアをやろうとしたら、こうはいかなかったでしょう。
「恵み野も高齢化してきました…」と町の人はおっしゃるのですが、まだまだ50代後半ぐらいに山があって、千里に比べたら、もう、十分に若いです!町に本当に魅力があれば、成人して独立した子供もやがて戻ってくる…
千里から見ると「ニュータウンの後輩」にあたるこの町の姿勢には、千里も大いに学ぶところがあるように思えます。
※先日、トップカウンターが50,000を超えました。ご来訪に励まされます!感謝です!これからも日本のニュータウンを回るぞー!
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