壁にアートを!(フランス・カンヌ)
- 2008/6/21
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- まちづくり, アート, 旅行記
- 4 comments
ヨーロッパっていうところは伝統文化が重い分、遊び心への渇望も筋金入りというか…。
ご覧のショットは交差点に面した建物の壁に描かれたアート。手前の実物の手すりを生かして、ちょっとだまし絵みたいになってます。千里ニュータウンでも公団(UR)団地の妻面に一時期絵が描かれたことはありましたが、塗り替えで消されてしまったようですね。人工的に作った計画都市というのはとかく硬くマジメになりがちなので、もっと積極的にアートを取り入れたらいいと思うのですが…。
反面アートは好みがわかれやすいので(見る人に何か感じさせるぐらいでないとアートの意味がない…)、公共空間に置くのはなかなか難しい要素もあるようです。
フランスかぶれの人のことを昔は「おフランス」なんて言ったようですが、こういう発想の自由さは、日本でも盗みたいものですな、明智君!
コメント
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コメント (4)
今、フランスに行ったら、北千里に行かなくても奥居武さんに会えるよ、と教えていただきました。本当に現地にいらっしゃるのですね、レポート楽しく拝見しました。
トロンプルイユ?ですか?だまし絵。
JR梅田駅から地下鉄西梅田駅、阪神百貨店の西?、ハービス方向に行くまでの地下道の壁面にだまし絵があります。暗くて閉鎖的、殺風景な空間に変化をつけているのでしょうか。
こんなに太陽の当たるところで、写真を拝見した限り、クオリティの高い壁画を描ける人、必要として描くことを決める人がいるのはさすがフランスのお国柄ですね。
名もなき画家が描いたのか、著名な方が描いたのか少し気になります。
千里ニュータウンの街の太陽の当たる明るいところ、人通りの多いところに気の利いたアートがあれば素敵ですね。カンヌではわざわざ交差点、しかもただ目立ちたがり、都市計画の義務感だけでなくよく描かれて、映画祭の時期の街の雰囲気も含めてとても調和されているのか、それとも主張されているのか。映画祭の街といえども「公共空間に置くのは難しい」そう思います。
素人の作とは思えない出来だったしフランス語の説明板がついていたので、完全無名の人の作品ではないようでしたが、残念ながらフランス語が読めません…。フランスいいことばかりではなく、線路脇の壁なんかのグラフィティ(落書)はひどいものでしたが…
むーん。もう少し夢を見ていたかったかもしれません…、セレブなイメージのカンヌにも犬のフンや落書きはあるのですね。犬のフンはセレブ、地元民がいる証拠として、落書の内容は万国共通なのでしょうか。ここは、言語も内容もフレンチですか?(つっこんですみません。)
日本の線路脇にあるような本気の落書はアメリカンだから。
落書は「文字」と言うより「絵」のようなものなので、何語というのはわかりませんでした。日本は街並みはメチャクチャですが、こういう落書きとかゴミの少なさとか公衆衛生とかに関しては、本当に(今でも)素晴らしいレベルにあると痛感します。