旅は続く…(東広島ニュータウン)

ニュータウン探訪の旅は続きます…(過去へ行ったり広島へ飛んだり、あー忙しい…)。こちらは広島市中心部から東へ約30km、東広島市東広島ニュータウン。一昨日までご紹介してきた西風新都とはまた違うニュータウンです。いろいろあるんですよ…広島にも。
こちらは賀茂学園都市(計画面積490ha)の一環として地域振興整備公団(のちUR都市機構と統合)によって1989年から入居が始まり、計画人口は10,000人。住宅地部分だけだと藤白台より少し大きいぐらいですが、近畿大学工学部のキャンパスがあり、さらに離れた場所には広島大学のキャンパスがあって、これら全部で「賀茂学園都市」となるようです。「緑と文化を育む街」って書いてありますね。
周辺は、田園地帯です!「ニュータウン」って京阪神や首都圏だけでなく、さらに広島のような地方中核都市だけでなく、「東広島」(新幹線の駅はできたけれど「こだま」しか停まらない…)のまた郊外にもあることに少し驚いてしまいますが、企業誘致や大学誘致とセットになって建設された「ニュータウン」が、地方には存在します。
千里や多摩のように「人口増加に対応するため…」ではなく、「人口増加を誘発するため…」のニュータウンと言ってもいいでしょう。東広島市には大きな工場もいくつか立地しています。この町を歩いてきましたので、何回かにわたってご紹介します。

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コメント

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  • コメント (2)

    • みっちゃん
    • 2007年 8月 30日

    この看板のピンク色は、桃にしては形が・・・?イチゴかな? よ~く見ると、
    あかい屋根の家なんでしょうか?
    ロゴに、凝っているみっちゃんでした。

    • 奥居武
    • 2007年 8月 30日

    緑の並木に赤い屋根の家…ちょっとペンションっぽいですが、典型的な「夢の郊外マイホーム」のイメージですね。小坂明子とか松田聖子の歌に出てきそうです(実際には「赤い屋根の家」というのは日本ではそれほどないわけですが…)。ロゴデザインにも流行があり、80-90年代のテイストを感じさせます。千里ニュータウンには特定のロゴはありませんね。

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