三田のニュータウン「ワシントン村」でロータリー発見!

またニュータウンに行きました。
兵庫県三田(さんだ)市は、人口増加率が10年連続全国一の記録を作ったこともある「ニュータウンの町」。神戸市にもまたがって「神戸三田国際公園都市」というニュータウンがあります。
その中でも突然出現したアメリカ風の家並みで話題を呼んだのが「ワシントン村」!ここに行ってきました。この一角は全てアーリー・アメリカン様式とでも言うのでしょうか、デザインが統一されていて、電柱はもちろん地下埋設、敷地と道路の境界も区切らない…など、徹底した景観管理がされています。
道路はクルマの通過交通を防ぐため袋小路(クルドサック)になっており、行き止まりにはロータリーが…実はこの袋小路とロータリーの組み合わせは、千里ニュータウンでやろうとして中途半端にしか実現しなかった計画。千里から約25年後に、三田の一角で実現したアイデアというわけです。
藤白台の近隣センター「ゆらら」の前にもロータリーがありますが、これ、もともとはここで外からのクルマをUターンさせて通過交通を減らすためのアイデアだったんですね。千里には、当初もっと多くのロータリーが作られる計画だったのですが、実現したのは津雲台2ヵ所と藤白台、あとは新千里北町の変型ロータリーだけです。
ロータリーはヨーロッパの大都市に多く見られるようです。イギリスでは「ランナバウト」(Roundabout)とも呼ぶようですね。

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