千里山から南千里に抜ける途中、千里山竹園から千里ニュータウンに下りてくる急な坂道。
1970年に新御堂筋ができる前は、この細い峠道が、大阪市内から千里ニュータウンに入る重要メインラインでした。ニュータウンに引っ越して来る人たちも、三輪トラックやミゼットに荷物を積んで、不安いっぱい期待もいっぱい、この峠を越えて「新天地」へ入ってきたのです。千里山からクネクネここまで来ると、今までのフツーの住宅街が途切れ、突然目の下に巨大な団地群とまっさらな白い町がバーン!と広がる…ドラマチックに景色が豹変するポイントでもありました。この坂を下りて少し行ったあたりに、「千里ニュータウン」の標注が誇らしげに住民を出迎えていました。
いま、この地点では写真の右下に新御堂筋へ抜ける新しい道を造っている最中。佐井寺方面から東西に抜けてくる新道もこの付近に出てくるはずで、初期ニュータウン住民の思い出がつまったこのあたりも、あと数年ですっかり印象を変えてしまうでしょう。
でも、この峠から真っ白な新しい町を見下ろしたときの感動は…心にとっておきたいものです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る