スリム君とメタボ君

スリム君「センパイ、僕たち同じ種類の樹だって、シンジラレナイすね」
メタボ君「オレだって昔は君のようにスリムだったんだわい!」
ス「え~?ホントすか?どーしてそーなっちゃんたんすか?」
メ「それはその…生活習慣というか…歩き回れないからなあオレたち」
ス「もっとバッサリ強剪定してもらったらどうすか?」
メ「だって、痛いじゃん」
ス「車線にハミだしてますよ」
メ「ほっといてくれよ~」
ス「反対車線、見えないすよ」
メ「いいの!Uターンするクルマもないし、見えなくても事故にならないよ」
ス「いや~でも僕たちどうしてこんなに体型違うんですかね~?」
ここは千里2号線(またの名を「千里東筋」「千里けやき通り」「府道119号箕面摂津線」…ああ、ややこしい!)。前にも書いたカイズカイブキですが…おおむね「メタボ化」しているのですが、よく見ると、ところどころ若いスリムなカイズカイブキが数本連続している区間があります。これは多分、もともとはUターンするクルマのために分離帯が切ってあった箇所だったような…しかし直線が続いてスピードを出しがちになる区間の真ん中でUターンできるようになっていると危険なためか、分離帯の切れ目をふさいだあとに植えたのが「スリム君」なんじゃないかと思います。樹齢が若いからまだ「メタボ化」してないわけ。メタボ君も昔は、たしかにスリム君のような体型でした。そこの若い人!太ってる中年を笑ってると明日はわが身ですぞ!

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コメント

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  • コメント (3)

    • おーぼら
    • 2007年 6月 07日

    酔っ払いの車が「メタボ君」をなぎ倒し、そのあとに植えられたのが「スリム君」だと思います。
    宝塚市の安倉中交差点付近はあきらかにそうです。
    http://map.livedoor.com/map/?DM=1&FH=1&MAP=E135.22.39.5N34.48.5.0&POI=10000000&SL=1&UI=1111110&ZM=12&view=scroll
    こちらは千里けやき通り
    http://map.livedoor.com/map/?DM=1&FH=1&MAP=E135.30.56.2N34.48.50.7&POI=10000000&SL=1&UI=1111110&ZM=12&view=scroll

    • 奥居武
    • 2007年 6月 07日

    その説は考えつきませんでした。たしか僕の記憶では、千里2号線(またの名を「千里けやき通り」)では、昔は交差点以外の場所でもUターンできる切れ目があったはずですが、今はないのでこのスリム君の場所がそうではないかと…。ここは直線でスピードオーバーになりやすいので、事故要注意の場所であることも確かです。

    • 奥居武
    • 2007年 6月 10日

    ライブドアの地図と現場検証によれば、スリム君が連続している箇所は、北千里交差点から藤白台一丁目交差点までの3ヵ所、そこから北消防署前交差点までに3ヵ所、ほぼ等間隔にあります。なのでこれは偶発的事故の結果ではなく、「分離帯の切れ目をふさいだあと」と考えていいかと?…第三の説として、このスリム君たちだけが何らかの方法を会得し、ダイエットに成功したっていう可能性は…ないか…?

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