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安心して暮らせる町の条件(彩都)
- 2008/1/29
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- まちあるき, まちづくり
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こちらは彩都に昨年開院した彩都友紘会病院。手前は里山あさぎ公園です。
計画人口5万人、現在の住民6000人程度の町にはかなり立派な病院ですが、地域医療だけでなく、「なるべく切らずにがんを治療する」専門病院としての性格もあり、より広域から患者さんを集めることを意識しているようです。ここでも彩都は力を入れた町であることが伺えます。
千里も初期はそうでしたが、ニュータウンという新しい町で不安なのは医療!だいたいニュータウンは初期は子供が多いものだし、これからの超高齢化社会、「いい病院がある」ことは安心して暮らせる町選びの大きなポイントになるでしょう。
今でこそ阪大病院や循環器病センター、済生会病院…と、病院は充実している千里ニュータウンも、初期は「無医村」に近い状態でした。1964年に藤白台に越してきた当初は藤白台に診療所がなく、もちろん北千里も影も形もなく、熱を出すと古江台や高野台まで連れて行ってもらったなあ…。当時は自家用車も普及してなかったからタクシーで行くしかないわけですが、そのタクシーも5キロ離れた新千里山駅(南千里)から呼ぶしかないわけです(そういえば電話もまだついてませんでした…)。帰りは帰りで、同じ方向の他の患者さんとタクシー相乗りして帰ったり…今では考えられないことです。
広島のニュータウンに行ったとき、トンネルを越えた市の中心部にしか産婦人科がなく、タクシーの運転手さんが何度となく「途中で生まれませんように…」とハラハラしながらトンネルくぐって妊婦を旧市街地まで運んだ…という話は笑えませんでした。それでもトンネルが出来ただけまだいいので、トンネル開通前はどんなだったのか…想像しただけでドキドキします。
ところでこの病院、どう見ても天体望遠鏡のようなものが屋上にあるのですが、これは何なんでしょう?…星を見ながら入院できたら素敵じゃないか、とか?宇宙からの電波を集めて治療に活用しているとか?高射砲?…まさかね。
隣接する公園は里山の一部を残して公園に取り込んでいて、千里ニュータウンの中にもそのような場所は点在していますが(実際にはかなり手を入れています)、「里山」とわざわざ名乗るところが今風であります。
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コメント (2)
『高射砲?…』に関して、08年2月号の新医療という雑誌に「最新病院建築レビュー」という連載の第34回として彩都友紘会病院が取り上げられています。(URLは↓)
http://www.newmed.co.jp/doc/shin08/08-02.htm
そこには次の文章がありました。
同病院の特徴でもある屋上の(高射砲とは書いてません)天文台は、理事長の「月や星の天体は人の心を癒す」との考えに基づき設置された。天文台まで登れない患者にも配慮し、天体の映像は院内各所に設置している端末モニターに配信されている。
・・・というわけで癌の治療装置でも高射砲でもないようです。
なななな~るほど~。「星を見ながら入院できたら素敵じゃないか」に若干近いですね。ところで昼間は星は見えないわけですが、昼しか来ない通院患者は録画か何かで楽しめるのでしょうか?その雑誌には何か書いてありました?