どこまでも続く並木道(札幌ニュータウンあいの里)

小樽から札幌へ…めざすのは北区にある「札幌ニュータウンあいの里」。単に「あいの里」と言われることのほうが多いようです。
地平線まで続く並木道は、内地の人間には北海道らしい風景として感じられるものですが、ニュータウンへの道も例外ではありません。どこまでも、まっすぐ!街路樹ものびのびと、実に立派です。僕の知人の北海道出身者は、皆マイペースでのびのびしているような気がするのですが、こういう景色を見て育ったら、そうなるんだろうなあ…。人生セコセコ生きてどうなるのか?と。
この写真を見てもわかりますが、北海道の道は「広く見える」のではなく、実際に「広い」のです。路側帯が歩道と同じ幅ぐらいあるでしょう?これはどこもそうで、除雪した雪を置くためには、これぐらいの余裕が必要なんだろうと思いました。電柱が道路の外、私有地にセットバックしているのも内地の既成市街地とは違います。千里ニュータウンはこの点、やはり私有地に電柱を下げているのが非常に特徴的なのですが…。
ここの地名は「篠路拓北(しのろ・たくほく)」。「北を拓く」という、まさに北海道らしい名前。ちなみにニュータウン名の「あいの里」は「藍の里」から来ていて、明治時代にこの土地を開いた開拓者が出身地の徳島県から持ち込んだ故郷の名産品「藍」をおりこんでいます。+「愛の里」だって。駅前のプレートにそう書いてありました。1980年代から開発された若いニュータウン「あいの里」をご案内します。

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