8月のコスモス(平岡公園ライブヒルズ)
- 2008/9/28
- 北海道, 日本のニュータウン
- まちあるき
- 2 comments
大規模な都市開発である「ニュータウン」は、都道府県や市や公団など「公」によって造られるケースが多くをしめますが、鉄道会社や商社など民間企業によって企画開発される例もあります。古くは千里山住宅地や田園調布など、日本のニュータウンのルーツとも言える住宅地がそうですし、戦後の大規模なものでは多摩田園都市、このブログでもご紹介してきた可児・桜ヶ丘ハイツ、おたる望洋パークタウン、そしてこの平岡公園ライブヒルズもそうです。
高度成長期の初期には、民間に体力がまだなく、「公の力で理想都市を造る」ことが命題とされましたが、1970年代に入ると、大規模住宅地開発のノウハウも社会に蓄積され、条件が整ってきたわけです。
この平岡公園ライブヒルズは札幌市の南部、清田区にあり、こちらのサイトによれば1974年スタート。1,265haというから千里ニュータウンより広い敷地で、順々に開発されたようです(住宅地部分だけだともっと小さいと思いました)。町の中まで鉄道は来ていませんが、バスで地下鉄やJRの駅に連絡し、札幌都心までは10kmたらずですから、アクセスはいいと言えるでしょう。
ご覧のように戸建が主体で、北海道風のひろびろ感+都会的なオシャレ感をあわせもった上質志向の町だとお見受けしました。コスモスが咲いていますが、行ったのは8月。ちょうど今頃の大阪と同じぐらいの気温だったかな?やはり歩道が広~いですが、白線も引いてあってこれはたぶん自転車用レーンでしょう…。北海道のニュータウンは、雪が積もるとどうなって、除雪するとどうなるか、冬に一度見ておかないと、この「広さ」の意味がわからないかもしれませんね…。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (2)
ライブヒルズ一帯は元々の計画で歩道を広く取っているのです。ここは札幌市内でも別です。道路に花が咲いてますが、季節ごとに各自で植えてます。居住者が努力してこの街の景観を維持しています。
住民の方が花を植えておられるのですね!北海道はGWあたりから一気に「春」になるとうかがいましたが、2009年春トップバッターの花は何でしょうか?