インフルエンザ休校の一週間に考えたこと
- 2009/5/26
- 藤白台
- まちづくり, 学校
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5/25(月)から、藤白台ならびに千里ニュータウン周辺の学校などではほとんどが新型インフルエンザによる休校・休園措置が解け、町に若い声が戻ってきました。
それは突然訪れた、不思議な一週間でした。マスク不足だけが、人々が少し慌てた要素ではあったものの、1973年のトイレットペーパー買いだめほどの騒ぎになるでもなく、ほぼ冷静に千里の人たちは事態を受け止めたようです。町の機能が完全に止まったわけではないけれど息を潜めているような感じは、昭和天皇が倒れてから亡くなるまでの数ヵ月間を、僕は思い出してしまいました。
新型インフルエンザが消えたわけではなく、このまま日常に戻っていくのか少しわからないところはありますが、藤白台が静まり返っていた一週間に感じたこと…。
もしこの地域・沿線に、関大も阪大も金蘭もなかったとしたら…この町って、ただの行き止まりだな、と…。学生の影がない、静かな住宅地。そのほうがいいという人もいるでしょう。でもまるで活気がない。一週間ならともかく、それがずっと続いたら、ここには何の知的な刺激もない。田舎と同じことになってしまうのではないか。そんな町は若い住民の関心をつなぎとめることもできず、子供はやっぱり出て行き、ひたすら高齢化していくだけではないのか…。
町には、ずっとそこにいる人と、新しい風を持って来ては去っていく人の、両方が必要だと僕は思うのです。千里ニュータウンは「ベッドタウン」と言われながら、万博があり、大きな学校がいくつか立地したことで、凡百の郊外とは違う風が入り、日常性と創造性のバランスが取れた町になった。
千里ニュータウンの計画当初、当時は大阪市内にあった阪大も金蘭も千里進出の計画はなく、ニュータウンを追いかけるようにやってきた両校の位置づけに、町の設計者は苦労したそうです。最初から大学を町の大きな核として位置づけている後続のニュータウン計画に比べ、たしかに千里ニュータウンと阪大・金蘭の位置関係は十分に消化できていません。
でも、じゃあ、学生がこの町から一切消えたら…その貴重なシミュレーションが、この一週間でした。若い人をもっと積極的に受け入れる千里ニュータウンであってほしい。それとも、眠るように静かな、住宅だけの町のほうが、いいですか?
コメント
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コメント (3)
それらと、歴史、実力、実績を重ね続ける
(人気もお客も急上昇)
ガンバ大阪が加わり、まさにそちらはヨーロッパのような。
今まで大阪に興味がなかった人が、ガンバ大阪の活躍で(地方のサポーターや、ガンバをライバルとしてここに駆けつける方々に)
生活の場としての大阪を見事にアピールできてます。(スタジアムはショボイデスがそのギャップとしての大阪の町並みの凄らしさ。)
ACL、アジアチャンピオンズリーグにおいては数億人規模がTV観戦し、
去年の覇者、ガンバ大阪を目指しております。
野球の聖地が甲子園なら、
サッカーの聖地、北摂。
は約束された未来です。(どこに建つかはまだ未定)
ガンバだけではありませんよ 万博外周には
素晴らしい少年ラグビー場もあり多くのプレイヤーが育っています
そして アメリカンフットボール 明日からでしょうか?
吹田駅近くの 大松ビルに 有名なチーム「マービーズ」
の事務所が越してこられます
そして その事務所の隣が ボールパークのひとつプロ野球「エキスポセブンティーズ設立準備事務所」
万博球場をホームグラウンドに 我が町に プロ球団が加わります
なんやら やなニュースの先週でしたが 当方は まだ加入もしていないですから 関係ありません(^_^;
明日 素敵な公式HPも ばん と出るはず
我が国初の 本格ボールパーク 盛り上げたいもんです(^^ゞ
あ・・・・豚インフル知らずに 佐竹台サロン行き やってなかったけど その後 ちゃんと行き 珈琲飲みました てつ{%笑いwebry%}
僕は種目を問わずチュートハンパじゃない運動音痴なんでスポーツ方面はトンと明るくないのですが、万博公園をベースにスポーツでまちを元気に!っていう人たちはけっこういるみたいですね。万博公園、日本じゃないみたいに広いもんなあ。大学に巨大な公園…千里は地域資産がいっぱいありますね。(それでも運動音痴なやつもいるわけですが…)