コモン風戸建住宅街(筑波研究学園都市)

こちらは竹園の隣町、吾妻四丁目の一角。見るからに竹園よりはぐっと新しい…平成風と言っていいのでしょうか…戸建住宅街がありました。
電柱埋設こそされていませんが、街区内は石畳のループ道路にして外来者が心理的に入りにくいようにし、道に微妙なカーブをつけ、車庫は屋根なしで統一、塀は造らず生垣で景観の一体感を保ち…
と、これはどこかで見たことがあるぞ~…そうそう、愛知・小牧の桃花台の一角にそっくりです。コモンっていう「共有地」を演出した町のつくり。町のつくりが似ていれば建設時期もたぶん近いわけで家もそっくり…ハウスメーカーのカタログを見ているようです。
最近、団地マニアが静かなブームですが、戸建のプレハブハウスだってすごく全国規模で規格化されている点では団地と変わらないので、戸建マニアとかプレハブマニアとか、はやらないかな?…と、2代プレハブハウスを住み継いできて、じつは亡くなった父がプレハブ関係の仕事も少ししていた私は思うのでした。「うーむ、これは1991年型の○○ハウス××グレードFタイプですね!」とか。…脱線してしまいました。
千里ニュータウンのように短期間で全部造ったのではなく、いろいろなタイプの町が混ざっていることも筑波の特徴ですね。

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