緑道(成田ニュータウン)

どこのニュータウンを訪ねても、車道とは独立した歩行者専用のフットパス、緑道が張り巡らされていることも、ニュータウン的街区の特徴と言えるでしょう。
たとえば千里ニュータウンでも…箕面森町でも…桃花台でも…可児桜ヶ丘でも…横浜港北でも…小樽望洋台でも…歩行者専用道の写真を集めるだけでアルバムのコーナーができそうです。
ニュータウンが作られ始めた高度成長期は交通事故死者の激増が深刻な社会問題で、徹底した「歩車道分離」で歩行者の安全を守ることは時代の強い要求でした。
千里ニュータウンでは、藤白台を含む前期6住区では、フットパスは行き止まりにした車道を補助的につなぐ程度の存在ですが、後期6住区ではもっと考え方を進めて意識的に歩行者道のネットワークが張り巡らされています。
ここ成田ニュータウンでも、緑が投げかける木陰をたどって、どこまでも歩いていける気持ちいい空間が続いていました。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る