- Home
- 日本のニュータウン, 関西
- 海とむきあう(潮芦屋)
潮芦屋地区でも人工の砂浜が造られているのはごく一部で、あとはやはり定規で引いたような護岸になっていますが、泳ぐことはできなくても釣り人たちはいっぱい集まっていました。何が釣れるんでしょうか?食べられるんでしょうか?
水平線のかなたには紀州の山並みが見えます(行ったのは空気が澄んでいるお盆の日でしたから…)。谷崎潤一郎「卍」には芦屋浜の2つ大阪寄りにある香枦園浜の情景が出てきます。
「宅は海岸の波打ち際にありますのんで、二階はたいへんに見晴らしええのんです。(中略)それはとても明うて、朝やらおそうまでは寝てられしません。お天気のええ日ィは松原の向うに、海越えて遠く紀州あたりの山や、金剛山などが見えます。」
この日は関空に下りていく飛行機も驚くほど間近に見えました。海つきのニュータウンはやはりかなり贅沢と言えるのでしょうね。錆びることなんか気にしていてはいけません。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。