- Home
- 日本のニュータウン, 首都圏
- 遠くの町の仲間たち…八王子みなみ野シティ(東京)
ランドセル背負った子供たちが元気よく坂をかけおりてくるのは、東京は八王子、「みなみ野シティ」という若いニュータウン。計画中は「八王子ニュータウン」とも呼ばれ、最寄駅は横浜線の「八王子みなみ野」。言うまでもなく、このニュータウンのために造った新駅です。
こういう子供がたくさんいる風景、高度成長期のニュータウンや団地ではどこでも見られた風景でした。若い町に若い家族。…しかしそこがご用心で、同じ世代ばかりの町は、やがてすごい勢いで高齢化していくわけです。ニュータウンは、普通の町とは違うマネジメントが必要だというのは、そういうことです。
2010年の日本で、こんなに若い町の風景はもう珍しいわけですが、この「みなみ野シティ」はどうなっていくのでしょうか?
この写真、人の景色は1960年代の千里ニュータウンと似ていますが、電柱は地下になっているし、街灯もモダンだし、歩道の舗装は透水性っぽいし、カラーリングはエコっぽいし、たしかにそういうところは、21世紀型の町の風景です。
八王子と言えば東京へも横浜へも電車で1時間ぐらいかかりますが、それでも若い家族がたくさんいるニュータウンが成立するということは、やっぱり首都圏の人口はまだまだ活気があって、そこが関西とはずいぶん違うなと思いました。
前の記事の建替後の香里団地と比べると、建物のスタイルは鏡に映したかのように酷似していますが、町が若いと街路樹がやはり小さいことがわかりますね。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。