遠くの町の仲間たち…播磨科学公園都市(兵庫)

ニュータウンの風景というものはどこかSFチックだったりするものですが、SF度で言えばナンバーワン!と言いたくなったのが播磨科学公園都市。兵庫県の西部、新幹線で姫路のつぎの「相生」(あいおい)からやはりクルマで山の中へ…そこに忽然と出現する秘密研究基地のような町でした。
ここも1790haと、千里ニュータウンよりかなり広い土地に、大学や研究所が集まっています。住居はごく一部。目玉は世界的な放射光の研究施設で、上空からかなりの縮尺でわかるほどの巨大な円形の建物があり、ここは立ち入ることができません。この施設だけで141haもあります(小さなニュータウンなみ…)。
さらにこのニュータウンを特徴づけているのは未来都市のような建築群…この写真なんと賃貸住宅で、県営と公社の合築だそうです。これが磯崎新。こんな建物があちらにもこちらにも…そんな町が山中に舞い降りたように広がっているので、私はこれは播磨のブラジリアではないか?と思ってしまいました(行ったことないけど…)。地球防衛軍って感じもしますね。ウルトラマンとか怪獣が出そう…。
とにかく不思議なことだらけ。私のニュータウン修業も、まだまだです!

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