見上げればパルテノン(東京・多摩ニュータウン)

多摩ニューは見ごたえあるからちょっと寄り道…(あ、東京では多摩ニュータウンのことを「多摩ニュー」と呼んだりするみたいです。「千葉ニュー」っていうバージョンもあり。関西ではそういう縮め方しないですね…「センニュー」じゃ千里か泉北かわからないし)。
前の記事の写真の人ごみの位置から逆に見上げたアングル(この写真のほうが時間帯が早いのでそれほど人が出てません)。「パルテノン多摩」っていうんですよ。階段の左右が一体の複合文化施設になっています。吹田市でいうとメイシアターみたいな感じ。このときはこんなニュータウンの記録展示会をやっていました。真ん中の階段を上った向こうは公園になっています。
パルテノンって言うより、この日はゴールデンウィークで「やきとり」とか「佐世保バーガー」とか屋台が出ていてぜんぜんギリシャっぽくないですが、多摩ニュータウンを代表する景観です。多摩センターの駅から遠く見上げると、丘の上にこのパルテノン風?展望台が見えるというわけ。
付近には「丘の上プラザ」というショッピング施設もあって、大学のころ…1980年だったと思いますが…東京にいた私は「ひとつ多摩も見ておくか」と来たときに、「丘の上」という言葉に千里と通じるなつかしさとか既視感を感じたものでした。ゆるい丘がどこまでも続く地形は、昔は「寝山」と言われた千里丘陵とよく似ています。
パルテノンっていえば、わが千里の千里高校の校舎も、おそれおおくもパルテノンをモチーフにしていると聞いたことがあります。大阪府もがんばったんやね。そう見えなくもないからきっとそうなんでしょう。新しい都市をつくるっていうと、どうもギリシャとかローマとかにモチーフを求めたがるんですね辺境の大和民族は…あと中国の方位とか。
そんな感じで似たようなモチーフがちりばめられている多摩と千里なのでした。

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