東北の桜です!9(秋田・御所野ニュータウン)

ずらりと並んだ桜並木…なかなかの壮観ですが、ここは普通の住宅街です。団地の面白さはズラリ感にあると喝破したのは名古屋の団地女子さんですが、人工都市は自然もズラリ感がひとつのみどころかもしれません。これはすごく人工的な自然の姿なわけです。
この桜並木の一隅には、かつて明治天皇が東北巡幸の際に立ち寄った「明治天皇御野立跡」の碑がありました。碑は大正時代のもの、解説板は平成に入ってからの設置でしたが、解説板の最後には「秋田新都市開発関係地域連絡協議会」の文字が(「秋田新都市」は御所野ニュータウンの計画時の名前)。ニュータウンは「ニュー」を売り出す一方で、「ここは歴史的に由緒がある土地なんだよ」という「よりどころ」をいつも探しているもののようです。
住民の方が作ったこんなサイトも発見。なかなか力入ってます。

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