大阪市の隣の郊外が吹田市や豊中市であるように、札幌市の東隣の郊外が、江別市。札幌市から函館本線で江別市に入ってすぐの快速停車駅が「大麻」(おおあさ)です。その駅前からすぐに広がるのが、大麻団地。実は札幌市のもみじ台団地とは2-3kmぐらいしか離れていません。
首都圏や関西では「団地」というと集合住宅だけを思い浮かべがちですが、もともと団地は「一団の土地」の略で、要は同じものがたくさん集まっている場所。流通団地とか工業団地とかいう言葉もあるように、集合住宅だけをさすのではありません。
ここ大麻団地も、集合住宅もあれば戸建もあり、お買物する場所もあり…と言ってみれば「ミニ・ニュータウン」みたいなものです。215haですから千里で言うと住区2つ分、何よりここは1964年からの開発で、北海道のニュータウンのルーツと言っていい場所です。(北海道全部がニュータウンだろうという説もありますが…)
「あそこは古いですよ~」と聞いて行ったのですが、ふだん千里ばかり見ているせいでしょうか…ぜんぜんきれいに見えたのですが…。雪化粧のせいでしょうか…?この区画はURの団地で、階段1列のポイントハウスばかりで構成されています。
傾斜屋根の部分を手で隠して見ると千里にもあるあのタイプですが、ここは雪が積もりますから…これは屋根の雪をスムーズに(出入口と反対側に)落とすための設計です。傾斜屋根のカラーがポイントハウスではひときわアクセントになって、かわいいですね!森に生えているきのこハウスみたいです。
この大麻団地も歴史が古いだけあって、高齢化して老朽化して…という話を聞くのですが、札幌駅まで快速でわずか12分(!)で、駅からすぐ団地が広がっていて地形も平坦…であれば、立地としては相当に有利だろうと思いました。人が外を歩いていない…のは雪の夕方ではあたりまえだろうから、それが沈滞化のサインなのか、わかりません!
江別市では団地のまちづくり指針も作っているようですね。条件いいと思うんだけどなあ。
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