10年以上前に父が亡くなってから誰も収穫しなくなってしまい、毎年放置していた庭の「柚子」の実を、キャンドル仲間の若い家族が収穫に来てくれました。「オモテ年」「ウラ年」がやはりあるようで、今年はやたらとタワワに生ってるな~とは思っていたのですが、収穫してみたらなんと130個!僕の背丈ぐらいの木1本で、こんなに支えていたとは…。子供3人のにぎやかな声が、ひっさしぶりにわが家の庭に響きました。
ランドスケープが仕事のお父さん。「家は買わないで、賃貸でいろんな町に住んでみて…」とたしかに前は言ってたのですが、キャンドルロードにかかわるようになり、千里の魅力にとっつかまってしまって、気がついたら可愛らしい家をニュータウン内に建てているではありませんか。建築にも心得があるので、「あれもいらない、これもいらない」とスペックを引いていって、コストダウンに努めたそうです。
若い家族が定住してくれるのは「オールドタウン」?としてはまことに有難い話で、「その体験談面白いから一度話してくださいよ」と仕掛けて、「千里暮らしが楽しくなる仕掛けってどんなアイデアがあるか?」と逆に振られて「実のなる木を植えるとおつきあいのきっかけになる!」とポストイットに書いたついでに「うちの庭には今、柚子がタワワで…」と話したことから、収穫大会の運びとなりました。
彼が言うには「千里に越してきて、3キロ圏のご近所づきあいがとても楽しい」と。たしかに…。郊外では徒歩だけでなくクルマでも移動するので、実際の「おつきあい圏」はそれぐらい広がっています。藤白台という住区でのおつきあいももちろん大切にしていますが、それに加えて、僕の場合、千里市民フォーラムや千里キャンドルロードに加わって、気がついたら12ある住区のすべてに知り合いができていました。それは貴重な情報源でもあります。
さらにニュータウンということをキーにして、日本中のニュータウン、海外のニュータウンとも「共通点さがし」をしていくと、なにかしら面白いつながりが広がっていきます。庭の手入れは本当に大変で、春~秋は雑草に毛虫に落ち葉に…「庭のドレイ」という言葉も思い浮かべてしまいますが、子供も含め大勢で楽しめるのは、やっぱりうれしいものですね。
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