「マリナ通り」がある町(西福岡マリナタウン)

実は歴史のある姪浜の町並みを海(北側)に向かって歩いて行くと、ある広い交差点を境に、急にコザッパリした町並みに切り替わります。ここからが、いわゆるニュータウンなのです。ニュータウン育ちの嗅覚には、もうはっきりとわかります。「西福岡マリナタウン」。境界の広い通りは「マリナ通り」。1980年代に埋め立てられ、90年代に入居が進んだ町です。この通りが、ほぼ旧海岸線になります。

完成したらバブルがはじけていた…という時期のニュータウン。都市開発は時間がかかり、造り始めたら途中でなかなか引き返せないので、90年代にはそういった「バブル遅れ組」の町が各地に多数誕生しました。言い替えると、ハイスペックです。マリーナやアーバン・リゾートっぽいホテルもあります(今回はそこまで行けなかった)。「マリナ通り」という名前もバブル前後の雰囲気を感じますが、町名(住居表示)は「愛宕浜」と、いたってクラシックです。住居表示は地元行政が決めるので、たとえば神戸のポートアイランドであっても「港島中町」(直訳やん!)、大阪のポートタウンは「南港中」、東京の臨海副都心は「台場」…といったふうに、なかなか横文字にはなりません。「愛宕」は接続している元からの陸地の地名です。

これもまた時代を感じる「マリナタウン」のがんばったロゴが入った時計塔を横目に、住宅街の中に進んでいきます。

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