新しい歩道
- 2010/3/7
- 藤白台
- まちづくり, 団地, 建替
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完成まであと半月を切った藤白台の公社A棟建替工事第一期。団地の中を通る「ふれあいの道」が藤白橋の付け根に出てくるあたりでは、工事現場を隠していた仮囲いも外され、外回りの仕上げが急ピッチで行われている様子がよくわかるようになりました。
おや…市道の側溝をやり直している外側(この写真で左側)に、もう一列、区切られた道のようなものが姿を現しかけています…これは市道に沿ってできる新しい歩道です!手前のベニカナメとの位置関係でもわかるように、車道を削るのではなく、公社の敷地を削る格好で、工事が終わった部分から徐々に歩道が新設されることになっています。(この写真は2/26撮影)
この市道にはこれまで歩道はなかったのですが、川を挟んで府道(千里けやき通り=千里2号線=千里東筋)があり、もともと幹線交通は府道、生活交通は市道…という二段構えになっている時点で、これはすごく贅沢な設計になっているわけです。(後続の泉北ニュータウンでは、幹線に住宅地が面している部分でも、生活道路を間にもう一本挟むということはケチってやっていません。泉北はそういう細部が、千里より現実主義になっています。)ニュータウンを設計した時、市道はそもそも生活交通専用であり、クルマもそうはたくさん通らないだろう…という前提で、歩道をつけなかったようです。
たしかに、切れ目なくクルマが通る…というほどではないですが、人や自転車はけっこう通る。やはり駅に集まってくる人たちの首ねっこになっているし、北千里高校に向かう生徒も通る。
そこで団地建替に際して、公社と市と住民が話し合って、公社が土地を提供して、歩道をつけることにしたわけです。(この歩道分の土地は、公社が市に売るのだったか?無償提供するのだったか?公社保有のまま永久貸与するのだったか…?たしか無償提供だったような気がしますが記憶があやふや!)…ともあれ、団地建替を少しでも町全体にとって「いいこと」にしようという努力の成果がこの新しい歩道!
この歩道をどこまで南伸させるのか?公社の南隣には分譲のメゾネットがあり、その南側にはピアノ池の法面があり、車道を削るのではなく「拡幅」にするためにはいろいろ課題もあるのですが、ほんの幅数メートルの歩道でも、関係者のすごい「気持ち」が入ってるってことは、忘れちゃいけないことのような気がします。
コメント
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コメント (6)
やはり人々のライフスタイルの変化によって、ニュータウンの街並みも変わっていくんですね。建て替え工事が進むにつれ、いたるところで新しい歩道ができるかも知れませんね。
ところで、記事には全く関係ない話題ですが、池田に阪急新駅構想があるみたいです。新駅は、現池田駅より約
700メートルのところに新設計画があります。地図を見ますと、線路沿いに府営団地がありますが、これを立ち退いて駅前ロータリーを建設したいとの事です。府営団地移転先は、園芸高校東門前のテニスコート(3面)のようです。ご報告まで
佐竹台の公社建替でも、隣地との折り合いをつけるために両側歩道を新設した…という例があります。
http://senri-g1964.at.webry.info/200703/article_6.html
ところできのう(3/10)は阪急電鉄100周年でしたね。
祝阪急100周年!地元で何かセレモニーありましたか?
一日電車乗り放題!改札でキャンデー配ってました!…はウソです。梅田駅ではしばらく前から記念の展示を紀伊国屋の前でやっています。阪急本社にはこんなジオラマも登場。
http://www.asahi.com/video/news/TKY201003100378.html
こんな記念サイトもできてますよ~。
http://hankyu100th.jp/
記念のデコレーション電車も走らせてるのですがそれは宝塚線だけ。京都線ではこの日曜日に「摂津市」駅が開業します。「南千里丘」の再開発区域にできるのですが、その駅名にすると「南千里」と間違う人続出だろうからこの名前にすると思ってました。
もしこんなに不況じゃなかったら、もっと盛大に100周年セレモニーが行われていたかも…現存する最古の列車を走らせるとか阪急全線スタンプラリー(一日で全線踏破でスタンプ集めた人から抽選で一日全線フリー乗車券進呈とか{%笑いwebry%})等…でもジオラマ直に見たいです。
たしかに…でもまあ100年ってすごいです。北大阪急行はこないだ40周年。万博もあさって開幕40周年。1970年の3/13は開会式のリハーサルの日でした。
http://sui-haku.at.webry.info/200904/article_498.html
40年後のきょうも寒そうです。