藤白台近隣センター(ゆらら藤白台)の南隣にある診療所村。
実はこの写真、40年前に同じ位置で僕が描いた絵の定点撮影になっています。中央の木は大きく成長し、画面いっぱいを占めるようになりました。向こうに見えていたソ連館はなく、平屋の松井歯科もなくなって空き地になっています。木の下は40年前は芝生だったようですが、今はアベリアのような植え込みになっていて、看板の足が埋もれています。
中央の木、どうやら常緑樹なのに40年前の絵では落葉樹のように描いていますが、これはソ連館だけじゃアクセントが足りないと見た先生が、枝を強調して描き加えたのだったような気がします。だから写実としては葉っぱがある部分だけが40年前の実際の枝ぶりで、それが今は…!
木の左下の看板に書かれた6つの診療科のうち、今もここで診療しているのは3つ(小児科、内科、眼科)だけです。耳鼻咽喉科は北千里駅前に移転し、歯科と外科は廃業しました。千里ニュータウンの12住区にある診療所村、住居とセットにして分譲したため、お医者さんが高齢化すると入れ替わらずにそのまま廃業してしまい、やがて転売されて診療所でなくなっていく…という例が出てきています。40年以上の長い間、住民の健康を守ってきてくださっているお医者さんたちには、ただ敬意です。
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