藤白台を望む古江公園。ここは阪急電車の線路が目の前を通り、高低差が少ないので電車観察にもってこいの場所です。昔から鉄道関係の雑誌には、この公園から撮られた写真が出ることがよくあり、「隠れた名撮影地」と言えるかも…?
阪急電車が南千里(当初の名前は「新千里山」)から北千里まで開業したのは、1967年3月1日。んん?そうです!あと1ヵ月で満40年ということ!イエェ~イ!
そして北千里駅といえば日本で最初に自動改札機が設置された駅としても有名。これは駅開業と同時でしたから…2007年3月1日は、北千里で日本初の自動改札機が誕生して満40年!!イエェ~イ!!パチパチパチ!
その日私は小学校一年生でしたが、忘れもしません、担任の先生がウレシソーに自分の新しい定期券(自動化機対応のパンチ穴があいたやつ)を見せて、「みなさ~ん!きょうは何の日だか知っていますか?そうですね、みんなの町にも電車が来ました!」と高らかに宣言しました。ひょっこりひょうたん島のサンデー先生みたいな先生だったな。そのあと皆で駅まで見学に行って、自動改札をゾロゾロ出たり入ったりしました。自分の町に待ちに待った電車の線路が来ただけでもうれしいのに、それが日本初のカッチョイイ「全自動化駅」だったんですからウレシーのなんのって…。藤白台を回るバスはそれまで新千里山駅が始発でしたが、この日から北千里始発に変わりました。「千里山線」が「千里線」になったのも、この日から。未来が始まった日でした。
自動改札機開発のストーリーは、2001年にはNHKの番組「プロジェクトX」にもなりました。(リンク先のDVDジャケットの写真は北千里駅!このサイトでは「世界初」とさえ書いてありますね。)
そして40年。今の北千里駅には、この駅がそんな晴れがましい歴史を秘めていたことを示すものは何もありません。プレートの一枚ぐらい、住民が寄付してもいいと思うのですが…。未来を信じて住民も協力したから、日本に自動改札機は定着したんですから。ちょっと大げさなようだけどホントにそうですよ。
阪急電車は、ただ淡々と、きょうも滑るように、北千里から山田までのゆるやかな下り勾配のロングレールを走っていくのでした。(本当にこの区間の乗り心地は素晴らしいです。)
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わたしも、北千里まで開通した日に乗りに行きました。
先日、実家で表紙に開通記念スタンプを押したノートが残っているのを発見。たしか、そういうものがあったのは覚えています。な~んにも書かずに、大事にしていたけれど、いつの間にかどこかへいってしまったと思っていたら、父が隠し持っていたようです。阪急が記念に、スタンプだけじゃなくて、スタンプを押したノートごと配っていた・・はずなんですが(父もそう記憶している)、今考えると、市販ノートの表紙にスタンプ押しただけっていうものを、配るでしょうかね・・・わたしは、そこのところの記憶が定かではありません。何かオープニングイベントの記録は残っていないでしょうか。
そ、そのノートは拝見いたしたく…僕は団体で行ったせいか子供だったからか、それは貰ってません。貰ってたら絶対覚えてるから貰ってないんだと思います。スタンプだけの用意があったなら、子供たちに押させていたでしょうから、「スタンプつきの市販ノートを配っていた」…の記憶は正しいのではないでしょうか?ちなみにこの日は水曜日でした。
あー水曜日ですか・・・ごめんなさい。じゃあ、開通した日というのは、わたしの記憶違ですね。マジメな小学生をやってましたから。
で、父に確認しました。開通してすぐの週末だったようです。その頃は土曜日は半ドンだから、日曜だったのではないかと思います。粗品進呈という広告が新聞か何かに出たようで、機械を通って出てきたところでもらったそうです。
すると日曜日は3月5日ですね。「半ドン」っていう言葉も時代を感じる言葉になりました。「一日休み」より解放感があったような気がしますが…(小学生の言うことじゃないか…)。当時は電車のダイヤも「平日(月~土曜)」と「日曜祝日」の二本立てでした。