同じ千里ニュータウンの中、南千里の「佐竹台(さたけだい)」。ここで始まっていた公社賃貸住宅建替の第一陣が、ようやく全容を現しました。
佐竹台は日本で最初のニュータウン、千里の中でも最初に入居が始まった町(1962年)ですから、「日本で最初のニュータウンの町」と言えます。かつてパイオニアだった町は建替でもパイオニアになる運命にあるわけです。
40年以上皆が住み慣れた建物を何百世帯という単位でやり替えるのですから、そこには大変な決意がいりますし、住み続ける住民の方には、場合によっては2回の引越しが必要になります。千里ニュータウンの団地の建替はあちらこちらで進行していますが、分譲でも賃貸でも葛藤は大きく、話がまとまるまで10年かかったというところも…。
それでも佐竹台の方は根気よく話し合いを続け、町の変化をより良い方向にするため、合意を作っていかれたと聞いています。
左が建替後、右が建替前。今だけ見られるツーショットのシーンですが、新しい建物は丈も高くて肉厚で、
「おう、オヤジ、小遣いくれよぅ~」
「ったく、カサ高いなあ、もう!」
…みたいな親子の会話が聞こえてきそうですね…。
追って藤白台でも、公社住宅の建替が今年から始まろうとしています。
(写真右の佐竹台A9棟102号室は、昨年の吹田市立博物館「千里ニュータウン展」で、1960年代のくらしをまるごと再現した「サテライト展示会場」になり、大勢の方が見学に来られました。)
コメント
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コメント (2)
こんばんは!
佐竹台の団地、サテライト会場が懐かしいです~。ちゃんと息子ができたんですね。【^^】
息子はなかなかデカイですが、比べると40年間の「団地の進化」がよくわかります。中も見てみたいですね…。