ハルジョオン・ヒメジョオン

どうということのない野草だけれど、郊外の風景に欠かせないのがハルジョオンとヒメジョオン。藤白台でも「すきま」っぽい場所のあちこちで目にします。今咲いているのはハルジョオンのようですね。
ユーミンが荒井由実から松任谷由実になって最初のアルバム「紅雀」(1978年)に『ハルジョオン・ヒメジョオン』というさびし~い曲があって、それで似た名前の2つの花があることを知ったのですが…この曲、のちの派手なユーミンのイメージと違って、さびし~いところが、いい!
ユーミンの出身は八王子で、初期の曲には多摩地域の…都会ではないが田舎でもなく、ちょっとバタくさいが超モダンとも違う…「郊外」としか呼びようがない、茫漠とした風景がよく描かれています。
千里は多摩のように大きな川もなく、したがって「川向うの町」もないのですが、空が広く、空きスペースがあちこちにあって、土手にハルジョオンがゆれている心象風景は、たしかに郊外に共通の気持ちのありようがあるのだと、何か心の芯を掴まれたような気分がするのでした。
そういう「すきま」を、建替などで景色からあまり消さないようにしないと…心象風景が息苦しくなっちゃうと思うんですよね。

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コメント

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  • コメント (2)

    • おーぼら
    • 2007年 5月 24日

    ハルジオンは春紫苑
    ヒメジョオンは姫女苑と書きます。「姫=女」と覚えましょう。
    ユーミンの歌のタイトルは植物の学名という観点では誤りです。
    ハルジオンはつぼみ(&開花しても)がうつむいている(うなだれている)のが特徴です。
    (ヒメは偉いのでふんぞってます=うなだれることはありません)

    • 奥居武
    • 2007年 5月 24日

    勉強になります…写真の花もそうですが、ちょっと紫っぽいので「紫苑」なんでしょうかね。

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