北千里駅前と言えば、この建物。青山台になりますが、C74棟です。
1968年4月完成。11階建ての賃貸。住宅公団(現UR)が造った高層住宅のさきがけで、北千里のランドマークになっています。途中でゆるく逆「へ」の字型にカーブしているのがオシャレ。曲がってる部分の部屋は扇形になってるんだろうか…?
URでは空きの出た住戸をリニューアルする方針を採っていて、借りたい人はこちらのサイトから情報を得ることができます。
千里中央方面から長い坂を下ってくると、正面にC74棟の妻面が見え「ここが北千里ですよ!」と教えてくれますが、上ばっかり見てるとブレーキが遅れて前のクルマにゴツンコしてしまうのでご用心!
千里ニュータウン開発初期は高層住宅はまだ試行期であったためか、あまり多くは採用されていませんが、駅周辺と、開発後期の竹見台や新千里東町などには、14階建てまでの高層住宅が最初から存在します。もちろんエレベーターつきです。
駅に近い場所により人口密度を集め、周辺部を低く配置するのは、駅への平均到達時間を縮めるためと、都市的景観をつくるという観点から都市計画の「定石」とされるようですね。…という理屈はさておき、カッコイイ!

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コメント

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  • コメント (2)

    • oka
    • 2007年 5月 29日

    > 曲がってる部分の部屋は扇形になってるんだろうか…?
    はい、そのとおりです。
    私の実家とか、こないだ一緒にBBQしたY氏の元実家(うちの斜め下)は、部屋が四角ではなく、膨らんだ形をしているので、他の真っ直ぐなところより、若干広いのです。
    いやあ、なかなか鋭い想像力してるねえ。

    • 奥居武
    • 2007年 5月 29日

    なななな~るほど~。敷き詰めのカーペットなんかは注文しにくいですね。この部分の住戸が「若干狭い」のではなく「若干広い」というところがミソですね。ケーキを切ったときにピースがでかくて得した気分とでも言いましょうか…。

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