ほっとする5階建て(東広島ニュータウン)

ここ「東広島ニュータウン」と、さきごろご紹介した「ひろしま西風新都」…2つの広島のニュータウンに共通した特徴は、「集合住宅率が低い」ことです。このあたりが首都圏や京阪神とは違う「地方都市の余裕」かもしれません。
集合住宅はないわけではありませんが、町の中心部に象徴的にあるだけで、大半は戸建てが占めています。千里ニュータウンの場合は集合住宅と戸建て、面積では半分半分で、人口では圧倒的に集合住宅に住む人のほうが多くなっています。(7~8割程度?)「ニュータウン=団地」と思われるゆえんですね。
ところが地方都市では「団地」と地図に書いてあっても、行ってみると戸建の住宅地の一群だったりします。「団地」の意味が少し違うんですね。
そんな中で東広島ニュータウンで見かけた5階建ての集合住宅。この町は1989年入居開始と千里より27歳も若いのですが、やはり千里で「5階建て階段室型」を見慣れているせいでしょうか、何かほっとします。勾配屋根がついていたりデザインは進化していますが、基本的構造は全く千里と同じようですね。ほんの数棟だけでしたが…。ニュータウンの一部として誘致された大学の学生向けなのか、ファミリータイプなのか、そこまでは確認できませんでした!
「町の中心部に集合住宅を置く」というセオリーは、やはりここでも同じでした。向かいはすぐにトンガリ屋根の公民館があるタウンセンターです。

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