建替着手間近のA20棟と、「ふれあいの道」ぞいの斜面緑地。
以前にも書いたようにこの斜面緑地は開発以前からの自然林でもなく、大阪府が造成に際して整備した緑でもなく、団地に入居した皆さんが1976年ごろ、雑木林を整備し直してずっと管理してこられた「住民がつくった森」です。鳥が来るようにと野鳥の会の人に樹種を選んでもらって、鳥が食べる実がなる樹を植えたそうです。
以来30数年後、住民の方は建替のために一時(またはずっと…)この団地を離れ、大きく育った森が残りました。建替後もこの斜面緑地は公社の敷地内緑地として残されることになっています。
一本の樹も永遠というわけにはいかないでしょうが、人が造った鉄筋の建物と、自然の木の…とは言ってもそれも人が植えた…対照と共生のドラマを見るようです。
コメント
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コメント (2)
しかし見事に”大きな森”になりましたよね
私がいた頃は、山肌に木を植えたばかりで…良くぞここまで育って(娘を嫁に出す父親の心境です)。
まあ、斜面なんで、シークレットブーツ効果で下から撮るとよけいに高く写るんですがね。(笑)それにしても立派なものです。「住民が木を植えて守ってきた」というところが素晴らしいです。