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めがね橋(愛知・桃花台ニュータウン)
- 2008/7/5
- 日本のニュータウン, 東海甲信越
- まちあるき, 戸建
- 9 comments
凝った街区を少し高台から見てみました。半分ぐらい家が埋まっています。
町の目印になりそうな「めがね橋」が見えます。この写真ではわかりにくいですが、「めがね」の内側の天井には夜空と銀河が描かれています。右手の赤い舗装の部分は、ご近所の井戸端的に機能する「コモンスペース」(数軒で共有する袋小路)です。公道からの境界に柵はないのですが、舗装の色を変えることで、無用の外来者が入ってきにくい「ソフトなバリア」を作っているわけですね。中央右手の竹林から向こうは、ニュータウン外の一般集落です。ゆるやかな丘陵と田畑が連なる地形や植生は、千里丘陵の一昔前に近い印象です。
実はこの写真を撮ったすぐ背後には中央道が走っていますが、緑地帯と掘割で住宅地と隔てられています。
道路の直交を避けるために橋を架けるこのような構造は、千里ニュータウンでは津雲台と高野台の間にある「あやめ橋」を思い出します。「あやめ橋」の場合、橋のたもとにはミニインターのようなカーブの坂道が造られ、子供心にも「カッコイイ!」と思っていました。町に何かの「目印」があることは、悪いことではありませんね。
コメント
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コメント (9)
こんにちは。
>町の目印になりそうな「めがね橋」・・・
この「めがね橋」も含め、桃花台は一見すると見た目は悪くないのですが、実際住んでみるとかなり住み難くないですよ。 (^^;
この橋の下も個人的には好きなのですが、ほとんど人はいません。周囲から少し隔絶したような場所ですし、夜間は非常に危険ですから。
また街の至るところに「デザイン性を重視した」と思われる歩道整備や奇妙なオブジェが設置されているのですが、その全てがそこを通る人にとって歩き難くなっていたり、物陰を作って危険な場所にしていたりします。
桃花台新聞 : 交互に飛び出した植え込みによって道幅を狭め、蛇行させられる!(小牧市光ヶ丘5丁目、他)
http://toukadai.exblog.jp/3868738
桃花台新聞 : 障害物を設置して、通行を困難にしている!(小牧市光ヶ丘1丁目、城山1・4丁目)
http://toukadai.exblog.jp/2223577
(先のコメントの続きです)
(※上記で紹介した私のブログの記事以外にも、多数おかしな所について記事にしています。もし良ければ、下記のカテゴリを参照してみて下さい。
カテゴリ「最悪な歩道」
http://toukadai.exblog.jp/i17/ )
これらを含め桃花台線の建設など、ニュータウン整備は総じて住む人の事はまったく考えられておらず、建設費用を吊り上げ建設業者に利益になるようにできていると思います。
長々とコメントして、すいません。
桃花台新聞、拝見しました。町の住み心地は良い点も悪い点も住んでみないとわからないですね。ご指摘の歩道の蛇行等ですが、伺ったときに遊歩道に「サイクルロード」と書かれているのに気がつきました。自転車がスピードを出しにくくして歩行者と共用するためのデザインではないかと思いますが、いかがでしょうか。ちなみに千里ニュータウンでは「自転車道」の発想は全くありません。
こんにちは。
>遊歩道に「サイクルロード」と書かれている
一応直接行って確認してきたのですが、上記の蛇行させる歩道は「いきいきこみち」と言う名称のようです。名称の書かれた立て札が、立てられていました。
そしてこの歩道の道近くにある公園に「サークルロード」と書かれた似たような立て札があったので、奥居武さんはそれを見られてこの歩道を「サイクルロード」と勘違いされたのではないかと・・・思います。 (^^;
>自転車がスピードを出しにくくして歩行者と共用するためのデザイン
この歩道に関しては、そのような考え方で作ったのでは絶対ないと思います。と言うのも、交互に両端に植え込みを設置する事によって、自転車がスピードを下げる事はまずないですし、逆に歩行者とぶつかる危険性を高くする事になるからです。
私はこの場所を何回も、自転車や歩いて通った事があります。その際自転車は、私を含め「全ての人」と言ってもよいと思いますが、道の真中にある直進可能部分を通ります。なぜなら自転車は、歩くのに比べて直進性が高く、逆に歩くのに比べれば”小回り”がきかないからです。
(先のコメントの続きです)
では歩行者はどうかと言うと、たいていの人が道の端を通ります。
想像してみて下さい。仮に道の端を歩いていたとしても、必ず植え込みにぶつかる事になります。その度に、それを避ける為、”道の真中へ移動”せざるをえません。道の真中は、よく自転車が通る場所でもあります。つまりを仮に道の端を歩いてたとしても、直進する自転車に、”近づかざるをえない”のです。
もちろんうまくタイミングさえ合えば、自転車が向かってきた時、道の真中に出なくてすむ可能性はありますが。
(先のコメントの続きです)
なので、自転車と歩行者の”共用”を考えるのであれば、絶対にこのようなデザインはありえないと思います。
今回も長々とコメントして、すいません。
私は地元民ではなく、ご指摘の現場は通りかかっただけですから、断定的なことを言う立場にはありません。ただ、歩道に植栽やベンチのあることが一概に悪いことだとはどうしても思えないのですが…町が高齢化したとき、徒歩圏に日影やベンチがあることは本当に助かります。
と、自転車については、1978年の道路交通法改正で、それまで車道通行としていたものを条件付で歩道に上げた…という「方針の変更」があったことがわかりました。これ以前の建設である千里ニュータウンでは、道はやたらと広いのに「自転車道」の発想は全くなく、これ以後の建設である桃花台ニュータウンでは意識して自転車ネットワークを街路に組み込もうとしたのではないか…と思ったまでです。
ただ「設計の方針」と「実際に使い勝手良くできてるか」は、これまた一致するとは限りませんもんね。
こんにちは。
>歩道に植栽やベンチのあることが一概に悪いことだとはどうしても思えないのですが…町が高齢化したとき、徒歩圏に日影やベンチがあることは本当に助かります。
「植え込みやベンチがある事が問題」と言うより、そのあり方が問題だと思うのです。実際上記の記事のベンチには、高齢者を含め、座っている人をほとんど見たことがありませんから・・・。
それは他のベンチに関しても言えるのですが、この道のベンチに限って言えば、10年間で1度しか見た事がありません。それも座っていたのは高齢者でなく若者でした。
このベンチは道の真ん中に飛び出す位置にあるため、座っていると本当に邪魔でした。ただでさえ狭い道が座っている人によって更に狭められていましたから。ちょうど足の分だけ、飛び出しがひどくなっている状態でした。
なので、私自身はこのベンチには座るべきではないし、すぐにでも撤去すべきだと思います。
>ただ「設計の方針」と「実際に使い勝手良くできてるか」は、これまた一致するとは限りませんもんね。
桃花台に関しては、まったくその通りだと思います。
それと自転車道に関しても、結局分かれて走る意識が今も過去にもまったく無いのに分けられているので、自転車が歩道を走り、歩行者が自転車道を歩くので、単に歩道が真ん中で区切られ半分となり、狭められているだけでなく、道の端への移動が困難になっていて、通る人も皆困惑しています。
正直、もうそろそろこの街のひどい整備に気づき、変えていくべきだと思うのですが・・・。 (^^;