ヒロシマの記憶(北海道・北広島団地)

北広島団地の玄関口、JR北広島駅の橋上コンコースです。ニュータウンらしいモダンなガラス屋根の駅ですね!(正確にはこの部分はJRではなく市管轄の交流広場になっているようです…)
北広島市は札幌市の隣、人口約6万人の小さな市で、ほぼ中央をタテにJR千歳線が通り、東半分が平坦な旧市街地と農地、西半分が丘陵地帯に開かれた団地(ニュータウン)+ゴルフ場…に大きく二分されます。
コンコースでは(僕が行ったのは8月だったので)「きたヒロシマ平和展」「原爆と人間展」をやっていました。この土地は明治時代に広島県から入植した人たちが中心になって開拓されたのですね…。遠いルーツの地の惨状を知った北広島の人たちの思いは想像にあまりあります。
この基盤の上に、高度成長期に北広島団地が造成され、いろいろな出身の人たちが再びこの地にやってきました。つまり北海道のニュータウンは、どこも「二重の移住」の歴史を折りたたんで今日に至っているわけです。長い歳月を越え、人はどこから来てどこへ行くのか…ニュータウンは「歴史がない町」と思われがちですが、人が暮らしていく町に、歴史がないということはありません。むしろ流動性が語る歴史が、ニュータウンには生まれやすいのではないでしょうか。物語は、まだ続いているのです。

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