このちょっと古風なしつらえの記念碑?は、まるで千里ニュータウンかと思わせるようなタイトルが書いてありますが、実は父の郷里の彦根で発見…。
彦根はいまや東海道本線で一番古風な町と言ってもいい小さな城下町ですが(旧東海道には属さず、中山道に属しています)、城下町の常として道は狭く鉤型に曲がっていて、お城に通じる主要商店街の「京橋通り」も、バスが軒先をかすめるように通っていく…という通りでした。
これを根気よく拡幅し、10年ほど前にやっと完成した記念がこれ…ということだと思います。市民生活のためにも拡幅は必要…しかし「古い城下町としての景観」を保ってこそ観光客にも来てもらえる…ということで、この通りに面した建物は全て2階建てまで、外観は新しく造り直した建物でも白壁+黒瓦に統一され、通りに面したお寺の古い門も「曳き家」をして移設保存しました。話をまとめるのはさぞ大変だったでしょう。
今ではなかなか素敵な通りに仕上がり、地元の人も観光客も(たまに「ひこにゃん」も?)、広く新設された歩道を安全に散策しています。
OLDの力、NEWの力…「全てが新しい」ことだけを自慢にしてきたような千里ニュータウンも、やっと「オールドタウン」と言われるようになって、「オールドタウンとは呼ばせない!」とがんばるのもいいのですが、少し違う角度から懐深く考えてみてもいいかもしれないですね。

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