勝手に定点観測part3
- 2009/4/5
- ニュータウン内, 千里ニュータウン
- まちの記憶, 定点観測
- 2 comments
定点観測らしい写真になかなかならない…という私のボヤキに、「峠の山賊」さんがみたび1968年撮影のお題をご提供いただきました。父上の高木伸夫さんが撮られた写真です(当時の鮮明なカラー写真は大変貴重です)。また現地に行ってきました!(上が2009年、下が1968年)
中央分離帯であれば、視界の妨げになるようなものはそうは出来ていないだろう…というお心遣いです。天気も午後から回復して、今度はバッチリ!北千里小学校の自慢だった歩道橋もいい位置に入って、いかにも定点観測らしい写真が撮れました。
位置の特定も容易にできました。元の写真にぎりぎり写っていた「分離帯の切れ目」は、Uターン時の危険をなくすために千里ニュータウンでは各所で塞がれた跡があるのですが、その部分は街路樹が若いのと、あとから継ぎ足した縁石が白いのですぐに見分けることができます。(…というポイントがわかるようになってしまった私は十分オタク入ってますが…)
おりから桜も七分咲き(元の写真にはありません)。元の写真が撮られた1968年といえば、赤土の大地むきだしだった「人工都市」が、ようやく造成後に植えた緑でおおわれて、「やっと地球の町らしくなってきた」頃ですが(…それ以前は?月世界でした!)、以来41年を経て、サッパリした見通しとひきかえに「風情」を手に入れてきたことが感じられます。この2枚の写真の間に北千里小学校が造られて廃校され(1973-2009年)…町の物語は、どのように展開していくのでしょうか。
「峠の山賊」さん、遠方からのお題提供ありがとうございました。ネット時代は面白いですね。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (2)
三度ご足労頂き、たいへんお疲れさまでした。
見事なまでに、意図したとおりのいいカットが撮れましたね。
サクラサク と前回コメントしましたが、ほんとに北千里小学校のサクラが咲いていますね。
現在の写真を改めて眺めますと、大きく成長した森の上に、高層棟の上半分が顔をだすという、NTの未来の景観を暗示しているような気がします。
ところで定点観測ですが、何時かブログに書かれていたNT地区の入口を示すゲートのモニュメントなど、父の遺したネタがほかにもいくつかあります。
今、当方、目の具合が悪く、画像のデジタル処理ができませんが、具合が良くなったら、また、いつかやりましょう。では、また。
峠の山賊さん、目をお大事に…。私も夜中にブログなど書くのに熱中したせいか、近視と遠視が両方進んで不便にしています。またブログ上での帰郷、お待ちしていま~す!