フットパス・カサブランカ風?(芦屋浜シーサイドタウン)

同じスタイルの低層住宅を巧みに組み合わせたタウンハウスの一角で。
住宅地をぬう狭いフットパス(歩行者専用通路)も、オシャレな街灯が効いて、まるで外国の町の一角のようです。フットパスはニュータウンにはよく見られる風景ですが、このように幅を狭めて親しげな路地空間に仕上げているのは、タウンハウスの一角ならではではないでしょうか。法善寺横丁が火事になって再建するときに話題になりましたが、全体をひとつの敷地として敷地内通路の扱いにしないと、このような道幅の道は今の法律では造れないようです。
戦後、「密集した木造住宅街」からの脱出を図って、ニュータウンは広い道路を売り物にしてきましたが、建物の防火性能も上がり、このような変化球が70年代頃から造られるようになりました。それは外国を持ち出すまでもなく、人間のサイズに合った路地の復活であったのかもしれません。

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