どんなニュータウンへ行っても町の中心には「タウンセンター」と呼ばれる一角があり、そこには量販店を核とした商業施設が集まっている…というのが相場なのですが、この幕張ベイタウンは違います。
この町は500mほどのところにJR海浜幕張駅があり、その一帯は「新都心」の業務地区として大きな量販店も集積しているため、町の中にはこれといった大規模店舗がありません。その代わり、街区の1階部分には多くの個別店舗が入っています。そして町の中央にはベイタウン・コアと呼ばれるコミュニティ施設が…。WEBサイトを見ると、公民館、図書館、小ホール、子供ルーム(学童保育施設)が一体になっているので、千里中央にある「コラボ」のコンセプトに似ているでしょうか。僕が行った日には「ベイタウンまち育てシンポジウム」が開かれていました。
タウンセンターに商業施設を置かないというのは、これはすごい割り切りです。で外観がこれ。新しいってこともありますが、なかなかスタイリッシュ。町の一体感を保つためには公共施設がダサくてはダメなので、これはなかなかの頑張りようだと思いました。

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