遠くの町の仲間たち…越谷レイクタウン(埼玉)

このニュータウンは、まだ造っている途中。環境共生をテーマにいろいろな取り組みをしていると聞いて、一度見てみたいと思っていました。越谷は埼玉県でもかなり東のほうの平野部で、2年前武蔵野線に「越谷レイクタウン駅」ができたばかりです。
レイクタウン、というだけあって、この町の最大特徴は大きな人造湖。と巨大なショッピングモール。もうこの2つだけで町の半分占めている(ぐらいの印象)。この人造湖は調整池ということですから、わが藤白台のピアノ池と機能的には同じです(規模が全然違うけれど)。真ん中に湖がどかーんとあって、湖を囲むように町を造っている…という意味では、小型版の滋賀県みたいなニュータウンです。
この湖のために向こう側にはぐるっと回っていかねばならず、ちょっとクルマがないと徒歩生活ではきついなあ…という造りになっているので、環境共生と言っていいのかしらん?という側面もあるのですが、ショッピングセンターには電気自動車の充電スタンドがあったり、マンションの屋上には太陽光発電のパネルがずらっとついていたり、レンタサイクルで平たい町を走れるようになっていたり、いろいろやっているようではありました。
人工都市であるニュータウンは実験都市であり、建設時期のニーズを色濃く反映するものですが、いまや何を「実験」するかといえば、「エコ」が時代の最大テーマだったりするわけです。
…難しいことはおいといて、町の真ん中に静かな水面の風景があることは、精神衛生的にとてもいいことのような気がしました。家族や友人とケンカしたりしても、こういう水面を見ていたら、イザコザも吸い取ってくれるのではないでしょうか?小津安二郎の映画の構図を、この水辺に持ってきたくなりました。

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