遠くの町の仲間たち…常総ニュータウン(茨城)

関東平野の広さは大阪で暮らす人間にはなかなか掴みにくいのですが、ここは「東京からつくばへ行く途中」って言ったら一番わかりやすいのでしょうか。取手市、常総市、守谷市、つくばみらい市…4つの自治体にまたがっているのが「常総ニュータウン」。(「つくばみらい市」「つくば市」とは違います。隣の市。)
計画面積は851haだから千里の8割ぐらいで、7つの地域にちらばっています。1971年から造り始めてまだ造っているので、もう古くなった5階建の団地もあれば、戸建街もあれば、いま造成していてこれから駅ができる…というところもあります。散らばった区域を串刺しにしているのが関東鉄道常総線ですが、これがディーゼルカー。ディーゼルカーだけど複線で駅は自動改札でPASMOが使える…という、首都圏的なところとローカル的な部分がミックスになってるあたりが面白い立地です。東京まで通勤している人もいれば、地元に勤めてる人も多いようです。
交通機関はディーゼルカーと自家用車…なんていうと、都会モンはつい「三ちゃん農業」的な、高齢化した田舎っぽい雰囲気を想像してしまうのですが…新守谷のセンターにある公園に行ってみたら、若い!春休みの最中だってこともあったと思いますが、イマイチの曇り空にも関わらず、子供と若い家族がいっぱい、気が早いお花見をしていました。高齢化っていう観点でみたら、千里のほうが絶対進んでる感じでしたね。
住宅街は「ニュータウン」ですから、これも特にすごくローカル色があるってことはありません。カーポート必ず2台分取ってあるのが、ああここはクルマ依存率が高いんだなと思わせるぐらいです。
都心から遠いニュータウンに関しては、どうしても都会の人間は見方がからくなりがちですが、実は開発着手が遅く、オイルショックをまたいでスローに造ってきたため千里のような「急激な高齢化」は起こりにくいということ、地元の住宅需要をしっかり吸収していて「職住近接」の要素も大きいことなど、けっこういいんじゃないか?ってことを、歩いてみて思いました。
公園で子供がきゃあきゃあ一輪車とか乗ってると、ほっとしますね。僕は乗れないけど。

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