ビバリーヒルズ市役所です!

実はですね…ビバリーヒルズの写真はそんなに撮っていないのです。家の中が写るような撮り方をしているとすぐにポリスが飛んでくるって書いてあったから…日本から来たあやしいニュータウンマニアのために親戚に迷惑かけちゃいけないと思うと…親戚の家に泊めてもらうのも気を使うものです。
というわけでこれはクルマの助手席から撮ったCITY HALL.ビバリーヒルズ市の市役所です。いや、立派だわ。人口3万人規模の市の役所だって考えると…(ちなみに千里ニュータウンの北地区と同じぐらいの人口です)。
広いアプローチに高いセンター塔。これはUCLAバークレーとかスタンフォードとか、カリフォルニアの有名大学のキャンパスにも通じる土地の使い方ですね。
こういう景色を見ていると、建物が立派に見えるのは建物自体の大きさではなく、周辺の空間の取り方にあることがわかります。空間が大きいのに空疎に見えないのは手間をかけて手入れしているから…でもこういう空間の使い方をすると単位面積に人口は詰められないですから、税金は高くなるし、物価も高くなるし、移動にはクルマが必要になる。日本人の横丁感覚とはずいぶん違います。
そういうコストと孤独感を担える人だけが、こんな町に住めるのでしょうか。

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コメント

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  • コメント (2)

    • pigmon
    • 2012年 8月 11日

    つい最近、文化人類学者の卵が、ビバリーヒルズの住宅調査のために、いつもの「リュック姿」で「歩いて」いたら、それだけで不審なヒトに見えたみたいだ、と言っていたのを思いだしました。
    ビバリーヒルズでも、まちなみを維持するのにけっこう苦労しているらしいですね。デザインに対する嗜好(志向かな)は多種多様だもんな。

    • 奥居武
    • 2012年 8月 13日

    親戚にクルマで案内されながら「あれはアグリー(醜い)、あれはOK…」って言ってるの聞いてたら日本の家屋なんか全部失格じゃないかと思いました。家が道路から見えないぐらい引っ込んでないと、どうやら「アグリー」らしいのです。親戚の家も増築の建築許可がなかなかおりないとぼやいてました。しかしビバリーヒルズはアメリカの社会の中では映画産業など「あとから」(って言ってもえらく昔ですが…)成功した人が集まる町で、いわば「新興成金」みたいに思われているみたい。まあ西海岸全体が東海岸から見たらそういうことなんでしょうけどね。

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