アメリカのニュータウンレポートの途中ですが、「この日」が来たのでやはりこれを書くべきでしょう…千里ニュータウンまちびらき50年。2012年9月15日は、1962年9月15日にニュータウン最初の住民が佐竹台に入居してから、ちょうど50年になります。
千里ニュータウンは日本で最初の大規模ニュータウンですから、つまり日本のニュータウンは「半世紀」を迎えたのです!それは同時にアジアで最初の現代的な「ニュータウン」の半世紀でもあります。それはすごいことじゃありませんか?千里はアジアで最初の万博と、アジアで最初のニュータウンの記憶を持っているのです。
千里ニュータウンではこの機会をお祝いして、9月15日から11月25日まで、いろいろなイベントを開催します!吹田市立博物館でも10月13日から11月25日まで、「ニュータウン半世紀展~千里発・DREAM」を開催します。
ここしばらくこれの両方に忙殺されていて、WEBを作ったりパンフを作ったり展示の説明を書いたり委員会の銀行口座作ったりマスコミ取材に対応したり…もーテンテコマイでブログの更新ができないでいましたが、実はどっぷり「ニュータウン漬け」になっていたのです。またとないこのチャンスにブログをばんばん更新してアクセスを稼ぎまくって…と頭の中では思っていても、実際は会社と地域活動の両輪で帰宅してメール打って必要な資料を作ったらバタンQ…でありました。(これは地域ボランティアで、会社の仕事は別にあります!)ま、しかたないですね!
50年目の朝、千里は少し涼しくなって、秋らしい青空が広がっていました。50年前の千里丘陵の空も、こんな空だったんでしょうか?右はおなじみ竹見台名物のスターハウス、左は9月3日にオープンしたばかりの千里ニュータウンプラザです。この建物は50周年イベントや展示の一つの大きなメイン会場です。
9月15日の午前中は千里ニュータウンを舞台にした1965年の日活青春映画『青春のお通り』の上映がありました。250席の会場は計ったようにぴったり満杯!
くいいるようにスクリーンを見つめながら笑ったりため息をついたりする皆さんの様子を見ていたら、自分の人生と町の歴史を重ね合わせられるニュータウン住民の人生は幸せなのではないだろうか…という思いが浮かんできて、胸が熱くなりました。
ニュータウンの歴史は、これからも続いていくのです。
コメント
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コメント (24)
昨日は短い時間でしたがお話しでき楽しかったです。あの後箕面観光ホテルに移動したのですが、
ここも昭和レトロの極致!!ぜひお勧めします。
「千里ニュータウン情報館」という場所ができて、ニュータウンに思いのある人が集まれるようになったことは大きな朗報です。日時限定ですが「佐竹台タイムスリップ館」(B39棟)も行ってみてください。
http://senri50.com/c3108.html
「青春のお通り」ぜひ観てみたいのですが。
ツ○ヤでもレンタルはしていないだろうし。
どうしたもんか…
図書館で貸し出ししてくれたらいいのに。
吹田市立博物館で3回上映があります!10/19(金)13:30~、11/2(金)13:30~、11/3(土祝)10:00~。このほか北千里公民館でも予定中。見逃した方はぜひ!
YuoTubeで角井さんという方が8ミリ撮影した「青春のお通り」ロケ風景(ロータリー)がアップされてますよ(画質はあんまり…)
ええとそれはね、センターのお米屋さんです。当時もやってて今もやっておられます。芝生がいかにも植えたてだったり、割烹着のお母さんがたくさんいたり、ロケ風景も見どころ満載ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=WODA1pTj_Rw
本屋さんで、吉永小百合私のベスト20DVDマガジン全20巻|講談社を発見しました。
このシリーズに「青春のお通り」が入っていますね。
吉永小百合さんが選んだ20本ということで嬉しいですね。
ただ発売は来年の4月のようで、忘れてしまいそうです。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/sayuri/
千里で皆がわあわあ言ったから20本に入ったんじゃないかと勝手に思ってます。このシリーズ、映画の解説などが書かれたブックレットとDVDがセットになっているのですが、千里ニュータウンについて東京の編集者がテキトーなこと書かないか、それが今から心配…
DVDマガジン買いました。
解説本に何と奥居武さんが登場!!
す、すごい・・・
「東京の編集者」が来た時、取材のお手伝いをしました。「千里ニュータウン」ということをかなり書いていただいたので、町の宣伝になったんじゃないかと思います。前にBSで録画したのより、かなり画質がクリアになっているような気がします。アフェリエイトじゃないけど、これ。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=0891134
僕もようやく買いました。
取材記事も楽しく拝見しました。
「青春のお通り」に続編があったのですね。
やはり千里ニュータウンが出てくるのでしょうか?
続編もまた見てみたいですね!
http://senriyama.net/blog.html
続編は団地は出てきますがたぶん千里ニュータウンじゃありません。ロケ費をケチって東京周辺で済ませた感じです。今回調べているうちにテレビ編もあったことがわかってきましたが、これも東京12チャンネルだから千里じゃないだろうなあ…。テレビ編ではチャッカリンは九重佑三子さんです。
そういうことですか、それは残念ですね。
でもピチピチの小百合さんを見てみたいので、続編の上映会が企画されるとすれば、ぜひ教えて下さい(団地研究会の企画になりますかね)。
テレビ版もあったとは‥‥それにしても調べてはりますねぇ!
「青春のお通り」に国立駅が出てきましたが、あの街は千里山団地が出来た時期と同じ頃に開発されたのではなかったでしょうか。
国立(くにたち)は駅開業が1926年とあるので、千里山駅より5年あとです。東京が西郊に延びていったのは関東大震災(1923年)の影響が大きく、被害の大きかった下町から地盤の固い丘陵地を求めて多くの人が移り住みました。このタイミングで関西に移った人も一定数あり(谷崎潤一郎が有名)、千里山は開発時期が重なったためにそういった人たちを受け入れて東京弁だった…という話があるので、町の成り立ちにおいて国立と千里山は兄弟分だと言えると思います。駅から放射状に広がる街区も似ていますね。地形の関係で千里山のほうがちんまりしていますが。千里山「団地」のほうは戦後ですからぐっと新しくなります。
そうですね、千里山“団地”ではなく街の開発時期、としなければいけませんでした。勘違いしました(恥)
でも関東大震災との絡みなどは良く分かります。
先年、千里山自治会の人達が田園調布に調査に行っていましたが、ほとんど同時期に開発されたそうですね。今では規模も思想も違ってしまいましたが。
田園調布は1923年とwikiにあります。つまり御年90歳。同じ年代の住宅地で調査に行かれてるのですか。やはり「共通するもの」があるのでしょうね。千里山の駅の西側は道も狭いし初期の住宅も古くなっていますが、あの独特の雰囲気は保ってほしいものだと思います。やっぱり千里ニュータウンの大先輩だし。ああいう大人の町になるといいなと、ちょっと憧れ。駅周辺の整備も出来たらどんな感じになるのか、楽しみです。また桜は植えるのでしょうか?
駅から図書館まで両側に広い歩道ができるのですが、残念ながら街路樹は桜にはなりませんでした。
何棟もの団地とマンションが同時に立上がって来ています。
5月の下旬頃に「千里山今昔展」が開催されます。千里山まちづくり協議会と図書館の共催です。週末の25日・26日にイベントも予定しています。お時間あればまた覗きに来て下さい。
http://blog.goo.ne.jp/senriyama-net/e/c73aca7ba73146a4f184ff4ad18c6403
5月の25・26日ですか。伺えればと思います。ニュータウン50年、千里山は90年、やはり町の風格が違います。ニュータウンも本当に成熟していくのはこれからだろうと思っています。
「団地で暮らそう!」長野まゆみさんという方の小説が発売されるようで、団地小説というジャンル分類なので発売されたら読んでみようかなと思っています{%うっとり(ぽわん)webry%}
それは読んでみなくては!元気ですか。
相変わらず元気でやってます。雪には参りました{%トホホwebry%}そちらも結構降ったんじゃないですか?
一瞬みぞれ景色にはなりましたが、西日本はそんなに降らなかったですよ。千里でも夜までには溶けていました。今年はこのまま春かなあ。
初めまして。
みぃみぃさんにお教えいただき拝見させていただいております。当方は生まれ育ちが高蔵寺ニュータウンで2006年から千里ニュータウンに住んでいます。写真が趣味で両ニュータウンの写真も多く撮影しています。これからもちょくちょく覗かせていただきます。
八ッセルさん、はじめまして。千里の住み心地はいかがですか。高蔵寺は3回ぐらいお邪魔したことがあると思います。最近このブログを更新できてないんですが、リンク欄にある「千里市民フォーラム」や「千里ニュータウンまちびらき50年」の中の「千里ニュータウンとは」の項など、私がかかわっていますのでよろしければご覧ください。ニュータウンはどこを切り取っても絵になりますね!写真も拝見したいです。これからもどうぞよろしくお願いします。