ごく普通の住宅の裏庭(メルボルン)

ここはニュータウンでもなんでもありませんが、メルボルン近郊の普通の住宅街の普通の家の裏庭(ややアッパーなエリアではあるようです)。プールがありますね。家は平屋で、道路と家の間にカーポートがあり、家があって、裏庭があります。それほど広くはない間口に対して奥行が深い「ウナギの寝床」のような区画形状です。

300坪ぐらいあるでしょうか…。最近はメルボルンは人口増加圧力が非常に高いため、こういった区画を前後2つに割って150坪2軒にすることもあるそうです。「敷地分割」が話題になるところは日本の郊外と共通ですが、サイズが違いますね。

それでも集合住宅化に進まないところは、お国柄というほかありません。いくらオーストラリア大陸が広いと言っても、通勤に便利な距離は限られています。しかし国土が広くて資源もあって…となると、人間オオザッパになってしまうのでしょうか。ゴミも全然分別しないし、 エコじゃない !日本人から見たらロハスなイメージがあるけど…とは、在住の友人のコメントでした。(カザフスタンだって 国土が広くて資源があるわけですがそちらは集合住宅だらけですから、やはり社会政策による要素も大きいと思われます。)

オモテの道路はほぼ碁盤の目ですが近隣街路は意図的に行き止まり(クルドサック)に切ってあって通過交通を防いでいます。こちらでは交通上の安全よりも「防犯に対する配慮」でクルドサックは語られるとのこと。泥棒もクルマで来るのでしょうか?

そしてこの裏庭、裏木戸をあけると広~い近隣公園につながっています。

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  1. 2019年 10月 22日

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