新橋ぽいタウンセンター(韓国・果川新都市)

人口7万人規模のニュータウン「果川新都市」のタウンセンターは、さぞモダンかと思いきや、意外と新橋ぽいのです。飲食店が集まっていて、にぎやかで、なぜ「新橋ぽい」と感じるのか考えてみたら、ニュータウンにはつきもののペデストリアン・デッキや人工地盤がなく、基本平面の碁盤の目の街区構成になっているからでしょう。そのブロックの中には通過交通のクルマは入ってこないようにはなっていますが、完全に歩車分離されているわけでもありません。ご覧のようにちょっとした広場があったりはするんですけどね。決定的に大きな「核店舗」がないことも、新橋感を強めているかもしれません。

こういうほうが普通の町らしくていいや、と感じる人も多いでしょう。僕はニュータウンを見に行ってるので、どうしても「ニュータウンらしさ」を探してしまいますが…。しかしこういうほうが、飲食店は美味しそうに感じるのもまた不思議です。「界隈性」っていうのかな?

もう少し考えると、「果川新都市」は住宅だけではなく、政府庁舎があったり、けっこう「サラリーマンぽい」要素があることが、こういうところに出るのかもしれません。千里の近くだと、この一角は「江坂」の感じが近いかもしれません。ワンブロック外に出れば、すぐ団地なんですが。

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