まだまだ造ります。(シンガポール・テンガー)

(2018年7月に訪問した時の記録です。)シンガポールの住宅供給の総本山、HDB住宅開発庁)の本部からお届けしています。こちらはまだ構想段階なのでパネルしかありませんが、西部のテンガー(TENGAH)という新しい町の将来像。

ここは「まだ森。行っても何もありませんよ」ということでしたが、開発後も「森の回廊」をめぐらし、タウンセンターはクルマなしのエリアとし、徒歩と自転車でどこでも行けるようにし、100年かけて自然の植生に近い森を育てる…と、ずいぶん緑化に力を入れたアピールをしていました。パネルには「Green Structure」とか「Forest Corridor」とか「Central park」といった文字が躍っています。

日本で言うと、横浜は港北ニュータウンの「グリーン・マトリックス」のような構想でしょうか…。まだまだ移民を受け入れるため、「いい環境」を用意して待っています、という決意表明がすごいなと思いました。まさにニュータウン戦略が国家戦略であるという印象です。

(余談ですがCentreというのはブリティッシュ綴りですね)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る