計画都市で「ジオラマ」は鉄板(シンガポール)

(2018年7月に訪問した時の記録です。)シンガポールはトアパヨにあるHDB住宅開発庁)の本部。昔の千里開発センターよろしく、マイホームを求める人(や、ごく一部の奇特なニュータウンオタク)には魅惑の空間となっていますが、「絶対にあるはずだ!」と奥へ進むと、ありました!いま売り出し中の、町のジオラマ。これはトアパヨではなく、プンゴルという、もっと新しい団地(ニュータウン)の完成予想ジオラマです。実際には途中までは出来ていて、それがこれですね(後日追ってレポートします)。

当「アラウンド・藤白台」のサイト内検索で「ジオラマ」と入れていただくと、ニュータウンや計画都市には多くの町でジオラマが作られていて、逆に言うとその存在が「ニュータウンらしさ」になっていたりすることが伺えると思いますが、ではなぜ、ニュータウンではジオラマが国を問わず作られるのでしょう?

それはやはり、ここでは「住戸」や「建物」も売っているけれど、「町」を売っているからでしょう。それはとても重要な視点だと思います。見せたい相手は、VIPだったり入居希望者だったり投資家だったり多面的な面があるわけですが…。

町を俯瞰的にプレゼンするツールとしては、ほかに「地図」だったり「航空写真」だったり「鳥瞰イラスト」だったり「CG」だったりいろいろありますが、誰にもわかりやすくて、多くの場合「まだできてない」ものをイメージさせるには、ジオラマの右に出るものはありません。「かさばる」のが最大の難点ですが、何万という人を幸せにするのにケチなことは言ってられません。

実際には鳥かドローンでもなければ、こんな角度で町を見ることはそうないわけですが…。見慣れてくると「やっぱり高密度だな」とか思っちゃうわけですが、緑に包まれたとても素敵な町に見えるではありませんか。造成直後はハゲハゲでも、いつかきっと、こうなるのです…いつかきっと…

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