レッチワース不動産情報(イギリス)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)レッチワース田園都市は分譲してしまわず、開発会社が所有権を持ったまま賃貸で町をコントロールしてきた…と言われていますが、1世紀以上が経って所有形態も多様化してきているようです。

こちらはレッチワース駅前の不動産屋で見かけた魅惑の不動産情報。freehold(分譲)とleasehold(借地権)がありますが…どれどれ?…戸建が20万ポンドから45万ポンド…ということは…(為替レートは2013年当時も今も大きくは変動していませんが…)ざっと3,000万円~7,000万円!いかがですか?築年数は若干古めですが…当地では年代物のほうが価値がありますので…。ベッドルームは3から4。やっぱり高いな。

Three Magnetsのチャート(ダイアグラム)にも書いてあったように、「田園都市」はロンドンより住居費も安く、一般勤労者に向けた町として始まったわけですが、運命の皮肉というか、「いい町」にしようとすればするだけプレミアムが生じてしまって一般勤労者 から縁遠くなっていく…。そんな変遷の痕跡がうかがえます。100年以上たってそれだけの「吸引力」を保っているのはすごいことなんですが。(つづく

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  1. 2021年 8月 12日

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