駅の裏手はニュータウン(イギリス・ウェリン)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)ロンドンから30キロあまりと、そんなに田舎にあるわけじゃないウェリン田園都市ですが、その玄関口の駅は典型的な「昔の列車の駅」で、駅舎やショッピングセンターがあるオモテ側(西)とウラ側(東)ははっきり分かれていて、ウラには直接出ることすらできません。いったんオモテ側に出て、端っこに架かっているこの頼りない跨線橋を渡っていかないと、ウラ側には行けないのです。

そしてそのウラ側の向こうに、田園都市としては事業継続をあきらめて、戦後「ニュータウン」として政府により開発が引き継がれた町が広がっています。

その住宅地に行く手前には、レッチワースにもあったような「産業団地」が待ち構えています。塀にグラフィティなんか思い切り描いてあって、その先にニュータウンが待っていると知らなければ、絶対に通り抜けたくない感じです。

オモテ側には水晶宮まであるのに、ウラへのアプローチがこれはないわなー(100メートルぐらいしか離れてないんですよ)。イギリス社会の二面性を見るような一角でしたが、一人じゃなかったし、ニュータウン側も当然見たいわけで、息をひそめて進みます!(つづく

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  1. 2021年 8月 25日

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