レッチワース鉄道事情(イギリス)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)こちら、憧れのレッチワース田園都市の玄関口、レッチワース駅。ここはロンドンから約50キロ圏で、大阪からだと大津、明石あたり。東京からだと藤沢、高尾あたりの距離に相当しますが、Kings Cross駅から約30~50分で到達できます。距離のわりに早く着ける…という感じ。列車は飛ばすわりに乗り心地は良好。広軌(標準軌)だからでしょうか…。

終日、ほぼ10分間隔で列車は出ていますが、イギリスの国鉄は1993年に民営化され、かつ上下分離方式なので、線路と運行会社は別。運行会社も複数あり、たとえば10時発はAの会社、10時12分発はBの会社…というややこしさで、ロンドンのKings Cross駅ではホームも分かれています。日本で飛行機とか長距離バスに乗る時のような感じです。

時刻表を見て、A社ならA社、B社ならB社のカウンターに行って切符を買う…という仕組みで、たしか座席指定ではなかったですが、ほぼ確実に座れるほどの混み方です。

写真のレッチワース駅も、ホームの幅などは広いですが、人口33,000人の町(千里ニュータウンの北地区とほぼ同じ)の唯一の玄関口としては、ずいぶん簡素です。ホームの屋根も真ん中にしかないし…。つまり高頻度でバンバン通勤客を大量輸送するという設備になってないわけで、これはやはり「自立した都市」だからなのか?マイカーなどの交通分担率が高いのか?そこはちょっとわかりません。それにこの駅、町の一番端っこにあるのです。地方都市の駅みたいな感じです。

誇り高き「THE WORLDS FIRST GARDEN CITY」の表示に惹かれて写真を撮ったけれど、これは駅名標ではなく列車運行会社のファースト・キャピタル・コネクト社の広告でした…。「ファースト・キャピタル・コネクト社はお客様をレッチワースにお迎えしたい!」ということですね。昔の阪急と阪神みたいな感じでしょうか。「神戸観光は阪急で!」みたいな。調べてみたら同社は2014年に営業から撤退しているようで、現実はキビシイです…。(つづく

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