ニュータウンを見下ろしながら定年後を考える

定年前研修など行くお年頃になったので(私の会社の定年は標準60)、指定されたカンヅメ研修所(ホテル)にやって来たら、ニュータウンが見下ろせる会場で気分が上がっている件。快晴。抜け出さないか心配。

なんでもニュータウンに重ね合わせて考えてしまう私ですが、いくら計算して理想を描いても、時代は変わる。ということは、ニュータウンを訪ね歩いてるとすごーくよくわかります。自家用車の急激な普及で駐車場が足りなくなって緑地をつぶして増やしても、こんどはクルマ離れで駐車場が余る。保育所が足りなくなったり介護施設が足りなくなったり、交互にする。自然をはぎ取って町を造った罪悪感から?速く成長する木を思いきり植えまくったら鬱蒼としてきて今度は減らすことを考えている…。

「定年後の生活」も、柔軟性、応用力と、楽しくやりたいものだと思います。昔の有名な「定年小説」読んでみても、時代背景がすっかり変わりすぎていて、全然参考になりそうにないし。町の先輩や会社の先輩のfacebookの投稿を観察していたほうが、よほど勉強になります。寿命が思いきり伸びて時代の回転が速くなってるので、ひとつの勤労観じゃもたないんですよね。まさに「未来社会をどう生きるか」です。同時代こそ、先生です。

窓から見下ろす、ニュータウン。この広漠とした風景が僕は決して嫌いではありません。余白のある景色がニュータウン育ちの僕は好きなんだと思います。これからの余白に、何を僕は描くのだろう?…って、カッコつけてる場合じゃないかも~

ともあれ、会社最後の研修で見た景色がこれ。これは啓示だと思わないわけにいかないでしょう…

この投稿は2017年2月2日、2月19日にfacebookに投稿した文章を編集したものです。

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