(長いので3回に分けます…)
北千里駅前(北地区センター)の再開発と、その隣接地の北千里小学校跡地の活用が、もめています。今やっている吹田市議会は(ネット中継を見ていますが)、このテーマでずいぶん時間を使っているようです。
北千里駅は1967年に開設されてから50年以上が経過し、多数の学生も利用する阪急の始発駅でありながら、駅周辺の商業施設は「陳腐化」しています。活気がないです。1994年の再開発以来3つあったスーパーは、1つが昨年閉店してしまいました。千里ニュータウンは大阪府が開発した町なので、今でも北地区センターの多くの部分は大阪府の外郭団体が保有していますが、大阪府は長期的には千里から手を引いていく方向を打ち出しています(民間に任せても千里はやっていけるポテンシャルがあるからです)。
1981年には吹田市によって、写真の公民館(1階の半分と2階の全部)+図書館分室(1階の半分)が北地区センターの一角にオープンし、公民館は(僕も一時期運営委員やってましたが)常設サークルだけで130ものグループが活動し、年間約30,000名もの利用者があります。が、ご覧のように施設は小さく、ハードは築37年を経過し、バリアフリーも十分ではありません。(この建物にそれだけの活動が詰まっているのは、北千里の人たちは公的施設の使い方が日本一うまいんじゃないかと思います。)北千里地域は吹田市全部の約7.6%の人口があるわりに、いかにも不十分な状態が続いています。
吹田市内各地域にある「コミュニティセンター」(コミセン)も北千里地域にはありません。300名程度の収容能力があるホールを含んだコミセンを設置してほしいという声が、再開発以前からずっと出ています。高齢層が増えている千里ニュータウンでの「高齢者向け施設」を求める声や、一方で団地の大規模建替で若い子育て世代の転入も続いているのに、学童を預かる「児童館」が吹田市では北千里地域にだけ欠けたままですし、保育園も足りません。団地建替で民間マンションが大量に建設されたのに、吹田市は老朽化した保育園を閉鎖するということをやってしまいました。(2につづく)
この投稿は2018年9月25日にfacebookに投稿した文章に加筆したものです。
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